2011年11月13日日曜日

杉本記念合同練習会

失礼します。
 慶應義塾體育會少林寺拳法部2年の森上雄也です。

 本日11月13日(日)、法政大学にて行われました杉本記念合同練習会についてご報告させていただきます。

 この杉本記念合同練習会は運用法の技術を他大学の拳士達と互いに高め合うことができる数少ない貴重な機会です。18大学約200名以上の拳士が参加し、様々な運用法がありましたが、思わず「上手いなあ」と思う拳士は皆、自分自身の「軸」というものを持っていたように思えます。この「軸」には精神的な「軸」と肉体的な「軸」の二つがあります。前者は言い換えれば自分自身の試合運び、スタイルと言ったところでしょうか。自身のスタイルが確立していればこそ、初めて見る相手や、予想外の事態にも冷静に対処できる。心に余裕が生まれ、相手の動きが見えるようになり、普段の練習の成果を存分に発揮することができるようになるのだと思います。一方後者は、体の軸、姿勢のことです。突きも蹴りも体の軸が倒れていては十分な威力は伝わりません。高い技術を持つ拳士は相手の攻撃を最小の動きで見切り、充実した体勢で反撃を行っていました。その為、攻撃一つ一つが技あり、有効に繋がるものとなり、対峙する相手を牽制することが出来ていたように思います。
 また結果としましては、慶應義塾體育會少林寺拳法部はとても多くの拳士、OBの方々からお褒めの言葉をいただくことができました。OB・OGの諸先輩方のご指導、ご助力のおかげです。この結果に満足することなく精進を重ねていきたいと思います。
 
 それでは以上で報告を終わらせていただきます。失礼しました。

慶應義塾體育會少林寺拳法部二年 森上雄也

2011年11月9日水曜日

第45回少林寺拳法全日本学生大会

失礼致します。
慶應義塾體育會少林寺拳法部1年の神本恭介です。
2011年11月6日に日本武道館にて開催されました、全日本学生大会について報告致します。

早朝、天気は小雨の中、全日本学生大会は刻一刻と始まりを迎えようとしていました。武道館前は全国津々浦々から訪れた大勢の拳士によってあっという間に埋め尽くされ、この日までにしてきた修練を思い出す等イメージトレーニングをしておりましたが、やはり緊張は隠せず、常に落ち着かない状態でありました。自分たち一年生にとって初めての大舞台での大会なので緊張しているのだろうと思ったのですが、他の皆はまだ実感が湧いていなかったのか案外落ち着いているように見え、最初は緊張していた自分も同期や先輩方と話す等していましたら次第に緊張はほぐれていきました。

大会についてですが、今回同期の三宅と佐藤が段外の部で3位入賞しました。始めて間もない彼らがこのように活躍するのは私たち一年生にとってとても良い影響を与えてくれました。
また甚だ僭越ながら、自分は組演武部門では今大会で引退となります中間先輩と組ませて頂きました。先輩の最後の大会に一年生の自分のような未熟者を選んで頂いたこと、本当に光栄に思っております。結果は、入賞こそはできませんでしたが、本選では全てを出しきり、今までに通してきた演武の中で一番の演武を披露することができましたので一切の悔いはありません。また、自分にとって中間先輩は広島城北中・高等学校の先輩に当たる方なので、自分が中学生の時からいつも厳しい指導を頂いておりました。そして、短い期間ではありましたが、慶應義塾大学においてまた一緒に修練できたこと、一生忘れない思い出となりました。
打ち上げの際には、自分はできるだけ泣かずに中間先輩を送り出そうと思っていたのですが、いざ先輩の引退挨拶の時になるといつの間にか涙があふれ出ていました。自分にとって同じ中・高等学校の唯一の先輩ですのでとても悲しかったのですが、自分の思いを全て先輩に伝えることができ、本当に良かったです。そして他の4年生の先輩方の河本先輩、立原先輩、渡邊先輩、土居先輩方も本当にお疲れ様でした。自分にとって偉大な先輩方です。
これからは主将の堤先輩を始め、2、3年生の先輩方に従い、同期の一年生の技術向上に向け日々精進して参りたいと思っております。
最後になりましたが、いつも懸命に練習を見て下さった麻田先生をはじめ、OBの先輩方、本当にありがとうございます。
さらには、大会当日にも貴重な時間を割いてもお越しくださいまして本当にありがとうございました。

以上で2011年度全日本学生大会の報告を終わらせていただきます。
失礼致しました。

慶應義塾體育會少林寺拳法部1年 神本恭介

第45回少林寺拳法全日本学生大会

失礼します。
慶應義塾體育會少林寺拳法部2年の高窪聡です。

11月6日(日)、日本武道館で行われました全日本学生大会についてご報告させていただきます。

この大会は大学の少林寺拳法部で最も大きな大会であり、また部員なら誰もが試合に出て優勝を目指したいと思う大会であります。しかし私は去年、部内のセレクションで負け、出場することが出来なかったため今回初めて全日に出場することとなりました。私は自分が味わった悔しさを覚えているため、今回出場出来なくてビデオ撮影などのサポート役に徹してくれた1、2年生にはとても感謝しています。彼らのサポートがあったおかげで出場選手は全力を出すことができました。ありがとう。

さて試合結果ですが、

運用法男子の部 堤先輩                  第2位
運用法男子の部 松永先輩                第3位
男女初段の部   金子先輩,戸叶先輩          第2位
男子初段の部   森上,高窪                第5位
男子段外の部   佐藤,三宅                第3位
男子団体の部   中間先輩,茂住先輩,松永先輩,森上,高窪,神本 第6位

となりました。

運用法に関してですが、やはり今の慶應は圧倒的に強いと言わざるをえない結果だと思います。しかし成績発表の後、松永先輩が泣いて悔しがる姿を見て、1位へのこだわりというものを強く意識しなければならないのだなと感じました。

続いて団演ですが、6人全員が全力は出せたと思います。しかし結果は芳しくなく、もっとレベルを上げなければならないと感じました。団演の本戦前、茂住先輩が「このメンバーで出来る最後の団演だ、絶対優勝しよう」とおっしゃり、中間先輩の引退ということを意識しました。練習中一番大きな気合いと声を出していた先輩がいなくなるのはとても寂しいことです。そのとき目の奥が熱くなっていたのは自分だけではないと思います。中間先輩と出る最初で最後の団演、必ず良い成績を残そうと強く思い、全力でやりきりました。

男子初段ですが、近年我が部では男子の初段であまり入賞出来ていないという事実から、「俺たちが慶應のこの流れを変える!」とペアの森上と強く意識し、夏から練習に励み、この試合に臨みました。結果は満足することもできますが、まだ自分たちは上へ行けると感じました。来年の関東学生大会と全日本学生大会は必ず優勝し、部に貢献したいと思います。

そして何よりも大会後の打ち上げ時に、引退なさる中間先輩に送った1年神本のスピーチはとても多くの部員を泣かせてくれました。 私は中間先輩のような先輩、神本のような後輩をもった自分は幸せ者だと感じ、飯が美味かったです。

次に目指すは慶早戦勝利。
我が部は堤主将の下、部員全員が気持ちを一つにし、気合いを入れ直して精進して参ります。

最後になりましたが、練習を熱心に見て下さった麻田監督、お忙しい中、指導の為に練習に来て下さった先輩方、武道館にまで足を運んで下さったOBの先輩方、本当にありがとうございました。これで報告を終わらせていただきます。

慶應義塾體育會少林寺拳法部2年
高窪 聡