2017年8月31日木曜日

2017年度夏合宿1日目

失礼致します。慶應義塾體育會少林寺拳法部一年の入江誠志郎です。
8月13日から8月18日にかけて行われました夏合宿の第一日目について、ご報告申し上げます。

毎年9月に山中湖で行われてきた夏合宿でしたが、今年は新人戦の日程との兼ね合いもあり、8月中旬に新潟の越後湯沢で行う運びとなりました。
そのため去年のようなバス移動ではなく、越後湯沢駅に昼前11時頃集合でしたので、交通手段としいたしましては新幹線から鈍行までと各々様々でした。

駅から宿のSAKAEYAまでは送迎バスで移動し、到着後束の間の休息を挟んでから体育館へ向かい防具やミットなどの準備をし終えた後、四年生の先輩方が丘を下って体育館へと到着されました。その瞬間それまでの和んでいた空気は打って変わったように、その場の雰囲気と拳士達の顔が引き締まっていったのが印象的でした。そうして合宿1日目がスタートしました。

礼をしてから即アップが始まるものと思っていた私達ですが、栗原先輩によりやる気が足りないとのことからいきなり全員集合をかけられ、皆で拳立て100回をやりました。これによりいよいよ夏合宿が始まってしまったのだという実感が一気に湧いて来たのを記憶しています。
そうしてその後先輩方が考えてくださったサイドジャンプ、バービーなどの厳しく数の多いアップメニューをやり遂げ、練習メニューはその場基本、移動基本に移っていきました。そこでは途方もくれるような回数を熟すというよりかは少ない本数正しいフォーム、正確な打撃の位置を意識しながらやるというもので、惰性で終わることなく一本一本の突き蹴りを大事にすることができました。また先輩方からの、腰の高さを低く一定に保つ、軸をぶらさないなどの的確なアドバイス、ありがとうございました。大変勉強になりました。
次に演武練習が始まりました。普段の稽古より少し長い時間の中で各々が構成の確認、練習を終えた後先輩方の前で演武という形でしたが、気合や動きが小さいからという理由で幾度となくやり直しになりました。普段の稽古ではアドバイス以外沈黙しながら拳士の演武を見守る私たちですが、そこでは絶え間なくファイトの4文字が体育館を飛び交っておりました。
演武練習後は体幹トレーニングを中心とした筋トレを良心的な回数やりとげ、そして合宿初日が終わりました。

私は塾高空手部時代、慶應体育会大学空手部と合同で7泊8日の合宿を3回経験していたという自負もあり、今回の合宿では他の同期よりは疲労しないだろうという自信があったのですが、彼らと同じく初日から疲れている自分がおり先行きがとても不安になりました。
しかし、今年の合宿は例年に比べ5泊6日と短いこと、山の上で涼しいという好環境をモチベーションに変え、最後まで気概をもってやり遂げようと覚悟を決めました。
その夜は翌日の準備をし終え、迫り来る筋肉痛を予感して湿布を貼りまくり就寝しました。

以上で夏合宿第一日目の報告を終わります。失礼致しました。

慶應義塾體育會少林寺拳法部一年
入江誠志郎