2018年2月25日日曜日

2017年度 春合宿

失礼致します。
慶應義塾體育會少林寺拳法部1年の佐藤ひかりです。

220日から23日にかけて少林寺拳法発祥の地である香川県多度津町にて行われました春季大学連盟本部合宿についてご報告させていただきます。

この合宿では全国各地から集まった他大学の拳士と共に、朝は鎮魂行に始まり日中に学科学習や技術練習を行った後、夕方の作務で1日を終えます。

技術練習では本部の先生方の丁寧な説明を伺うことができ、大変参考になりました。一例を挙げますならば、私は今まで柔法の固めは相手が『痛い』と感じる事を意識しておりましたが、あくまでも相手が『逃げられない』形を作ることが大前提にあるのだと認識しました。1つの技について1時間では足りないと感じたのはこの春合宿が初めての経験であり、少林寺拳法の奥深さに触れた気が致します。多くの先生方から、基本の構えに対する考え方を初め、演武構成の疑問について等沢山の意見を頂きました。そして、授業企画では部活動の運営に対するお話を伺い、自分が今後どの様に部活に向き合うかについて考えされられた時間でありました。

また、他大学の拳士との交流を通して各大学の練習方法や雰囲気を知る良い機会となりました。同じ少林寺拳法をしているだけで、初対面の方々とこんなにも気兼ねなく話すことの出来る関係になるものか、と感じました。大会等で再びお会い出来る事を楽しみにしております。

この春合宿を通しまして、普段の練習では少林寺拳法で唱えられている『心身一如』の『身』の部分に重きを置くあまり『心』について考えて来なかった事を省みる事が出来ました。技の種類や科目の順番全てに意味があり、その習得は心身両方での理解が不可欠なのだと再確認しました。この春合宿で得たことを活かし、これからも日々の修練に励む所存です。

以上で報告を終わらせていただきます。
失礼しました。


慶應義塾體育會少林寺拳法部1 佐藤ひかり