2019年8月29日木曜日

2019年度 夏合宿 7日目

失礼します。慶應義塾體育會少林寺拳法部一年の木村隆一朗です。
夏合宿7日目の活動について報告致します。

一年として臨む夏合宿が泣いても笑っても今日で終わるということを励みに、気合を入れて7日目の練習に臨みました。まずはテニスコートに移動してラントレを行いました。しかし、僕は故障者でベンチを持ち上げたり、椅子を持ち上げたり、自転車を持ち上げながら前に出したり、ベンチを使って腕立て伏せをしたり、2Lペットボトルを持ち上げたりするトイストーリーと名付けられた筋トレを川上先輩の元で6人でやっていました。石川先輩が間違えてなのか雨模様だったから移動のためなのか午前練終わりとおっしゃいましたが、時間が早かったので終わるはずもなく、道場に移動後も午前練は続きました。幹部ミットと蹴りのミットラッシュが始まり、道場の中では幹部のの相手として選ばれた先輩、同期を応援する声であふれました。一方で蹴りがあまり蹴れない僕を含めた故障者はプランクをやっていました。蹴りのミットラッシュ後、幹部の相手以外は突きのミットラッシュが始まり、道場は蹴りのミットラッシュの時と同様に幹部の相手の先輩、同期を応援する声で包まれました。ミットラッシュ後ラグジャンが行われる中、故障者であった僕は腕立てキープをやっていました。腕からプチプチと音を立てて、腕が痺れる中、何度もキープから崩れてしまっていた僕に幹部から怒声が飛ばされ、何度も崩れながらもなんとか耐えきり、午前の練習が終わりました。

昼食を取り、午後の練習が始まりました。まずは鎮魂行が行われました。聖句と誓願を覚えて臨んだものの、礼拝詞が読み上げられ、言えなかったためにペナルティとしてサイドジャンプを80往復飛びました。その後バーピージャンプを100回飛び、そしてアップの最後のメニューとして拳立てを行いました。田崎先輩の笛に合わせて上げ下げをしました。この時も2,3年の先輩方の応援、そして同期の応援に支えられ、なんとか乗り切りました。これでアップが終わり、夏合宿7日目、午後の練習が終わりました。
夏合宿の練習の本当の最後として、四年生の先輩方とのお別れ乱取りを行いました。僕は田崎先輩と乱取りさせて頂いたのですが、一発は当てたいと思っていたものの、変に間合いを取ってしまったために全く手も足も出ずボコボコにされてしまいました。
最後に、四年生の先輩方の号令で基本を行い、夏合宿の全日程を終了しました。

夜はOBの先輩方から頂いたお肉でバーベキューを行いました。大変美味しいお肉で、疲れきった体に染み渡る味でした。また、フルーツもとても美味しく、あの時食べに食べたマスカットがとても美味しかったです。バーベキューのあとは宴会で各賞及び新幹部の発表がありました。その夜は部屋で互いに合宿の労をねぎらい、遅い時間まで大変盛り上がりました。

この合宿で自分自身の精神的な弱さ、そして自分の身体の弱さも痛感しました。来年の合宿までには少しでも精神的に、肉体的に成長していたいなと強く思いました。

最後になりますが、お忙しい中山中湖まで足を運んでくださったOBの皆様、そして部員の大きな力となった差し入れをしてくださったOBの皆様、そして厳しい中にも常に愛を持って我々下級生を指揮してくださり、熱中症や怪我でダウンした時に看てくださり、更には故障者のメニューを見てくださった四年生の先輩方に心より御礼申し上げます、本当にありがとうございました。

以上で夏合宿7日目の報告を終わります。
失礼しました。

慶應義塾體育會少林寺拳法部一年 木村隆一朗

2019年8月27日火曜日

2019年度 夏合宿 6日目


失礼致します。
慶應義塾體育會少林寺拳法部1年の西山航生です。夏合宿6日目の活動についてご報告させて頂きます。

夏合宿期間中は毎朝行われてきた朝練ですが、この日は幹部の先輩方に前日の千本蹴りと山中湖走の頑張りが認められ、朝練を無しにして下さいました。鬼のような幹部の先輩方にも、人の心があるのだと改めて気付き、太っ腹な計らいに感激致しました。部員一同、2時間ほど長くなった睡眠時間のありがたさを噛み締め、 身体を休めることに努めました。

朝食を済ませ、前日の午前と同様、テニスコートに向かいました。そうです。6日目の午前練習もランメニューです。朝練こそ無かったものの、連日怒涛の練習をこなし、我々の身体はおそらく今年史上最強の筋肉痛に蝕まれておりました。しかし、部員一同声を掛け合い、気合い制度で幹部の先輩方には徹底抗戦し、中距離走では、1番最後にゴールする部員に伴走しながら激励するなど、厳しい状況を幹部の先輩方のペースに飲まれず自分たちのものにしようと懸命に努力する場面が多く見られました。こうして、我々は午前練習を乗り切り、昼食を迎えました。

午後はTboxに移動し、アップ、演武練習、筋トレを行いました。その大変さといったら、もはや言わずもがなでございます。その中で最も壮絶だったものはと聞かれれば、部員一同この日最後の筋トレと答えるでしょう。仰向けになって腕を頭の後ろで組み、体を捻って肘と膝をくっつける腹筋を行った後、腕立てを行いました。筋肉はちぎれそうになり、ジーンと熱を帯びてくる中でも、部員同士の前向きな激励の言葉が室内を飛び交い、2・3年生の先輩方がえぐっている一年生の目の前に移動し、共に乗り越えようとする姿がありました。私自身、腕立てで非常にえぐっておりましたが、幹部であるはずの井上先輩が私の目の前にいらっしゃって、励ましの言葉を掛けてくださりながら共に腕立てをしてくださったことが、どれほど嬉しかったことか、力になったことか。筆舌に尽くし難い感動がございました。また、腹筋を行っている際に森上先輩から、「もっと周りを見ろ。自分ができていればそれでいいのか。応援は心を込めて相手に向けてするものなんだよ。」と頂いた注意の言葉は、私の人生を左右する言葉になったと言っても過言ではありません。私はその日の夜、周りを巻き込んで、全体を底上げする力のある人間になろうと決心致しました。部活においても、大学においても、社会においても。個人的なことを申し上げてしまいましたが、6日目の練習も、部員一人一人が実りある練習となりましたこと、確信しております。

最終日を控えた夜、我々一年生男子の部屋にOBの田中先輩がいらっしゃり、激励のお言葉を頂きました。私はそのお言葉、忘れられません。「合宿は人生最後の人格形成のチャンス。どんなに小さなことでもいいから、皆には負けず嫌いになって帰っていってほしい。意識が変われば、少しずつ行動が変わってくる。いずれ大会でのいい結果にもつながる。最後の一日、頑張って欲しい。」このお言葉のおかげで、私の明日に対するやる気は最高潮、また夏合宿の捉え方、来年の夏合宿までに自分はどうするべきか、考えさせられました。私にとって忘れられない夜となりました。

幹部の先輩方、OB・OGの先輩方問わず、たくさんの先輩方の支え、そして同期のおかけで6日目
の練習を乗り越えるとこができました。

以上で夏合宿6日目の活動報告を終了させて頂きます。
失礼致しました。



2019年8月25日日曜日

2019年度 夏合宿 5日目

失礼いたします。
慶応義塾體育會少林寺拳法部1年の遠藤彩華です。夏合宿5日目の活動についてご報告させていただきます。

5日目の練習は、台風一過の青空の下、朝練から始まりました。この日の朝練はこれまでとは異なり、山中湖畔ではなく近くのイベント会場で行われましたが、芝生だったのでとても滑りやすく走りづらい場所でした。私たちは、同じく練習に来ていたサッカーチームから不審な目で見られながら、中距離走やインターバル走をこなしました。前日がオフだったとはいえ、かなりの疲労感がありました。

午前練は、テニスコートで行われました。山中湖は日吉に比べて涼しかったのですが、この日は強い日差しが照り付け、体にこたえる暑さでした。そのような中でシャトルランや李ラン・改、インディアンダッシュ、インターバル走、ダッシュ、リレーといったラン中心の多種多様なメニューを行いました。私は何度も心が折れそうになりましたが、お忙しい中お越しくださったOGの芳賀先輩に応援していただき、必死に走りました。最も辛かったのはダッシュでした。全員が一定のタイムを切らなければならないため、先輩方にご迷惑をおかけしたくないという思いで、残っている力を振り絞って走りました。

午後練は、いつもと同じようにアップから始まりました。アップでは3日目に行ったブリッジ歩きや単独スパイダーマンなどをこなしました。その後、1年生は千本蹴り、2・3年生は山中湖ランを行いました。2・3年生が山中湖に向かわれ、1年生だけが残されたT-boxは静まり返り、今までの練習とは打って変わって空気が張り詰めました。主将の森上先輩と副将の田崎先輩がいらっしゃると、さらに緊張感が高まりました。千本蹴りは振り子突き200本から始まり、逆突きや順突き、上中2連突き、順蹴りなどを行いました。全部で二千本近い数の突き蹴りをこなしたと思います。気合も今まで以上に出していたつもりでしたが、「全然聞こえない、足りない」と剣幕で怒られ何度もやり直しになりました。また、形が崩れたり、応援する声が小さくなってもやり直しでした。時には人数×10回のラグジャンや拳立て、バーピージャンプも、やり直しとともに課されました。経験したことのない本当に厳しい練習でしたが、気持ちで負けないように同期と励まし合いながら取り組みました。しかし、私は徐々に気分が悪くなって、途中で離脱してしまいました。同期と一緒に千本蹴りを乗り越えようと決意を固めて臨みましたが、最後までやりきることができなかった自分のふがいなさに絶望し、体力のない私をずっと支えてくれていた同期には申し訳ない気持ちでいっぱいでした。離脱後は声が出せなくなってもいいという思いで声援を送りました。千本蹴りが終わると、やっと終わったという安堵と悔しさ、同期への感謝と申し訳なさが交錯し涙が溢れました。私は千本蹴りという地獄のような練習を通して、普段練習を盛り上げてくださる先輩方の偉大さを実感しました。同期との絆を大切にし共に高みを目指すと同時に、先輩方のような周りを気遣い、支えられる拳士になれるように日々精進していく所存です。

夕食の際には、伊藤先輩をはじめとするOB・OGの先輩方がお越しくださり、様々なお話をさせていただきました。この場を借りて感謝申し上げます。私は、同じ緑帯の小学生の演武の動画を拝見し、演武のきれに驚いたとともに新人大会に向けてモチベーションを高めることが出来ました。

以上で夏合宿5日目の活動報告を終わりにさせていただきます。
失礼いたしました。
慶応義塾體育會少林寺拳法部1年 遠藤彩華

2019年度 夏合宿 4日目

失礼致します。
慶應義塾體育會少林寺拳法部1年の岡田希美です。夏合宿4日目の活動についてご報告させて頂きます。

この日は待ちに待った1日限りのオフでした。身体はかつてないほど激しい筋肉痛に襲われていましたが、オフという言葉の響きにこれほどまでに幸せを感じたこともかつてなかったように思います。この日だけは先輩方の無情な笛の音を聞かなくて良いという安心感からでしょうか。私たち1年女子は朝食後、誰からともなく布団に倒れこみ約4時間にわたる朝寝を始めました。13時を過ぎたころ、そろそろお腹も減ってきましたので宿を出発し、ケーキを食べにカフェへ向かいました。この日は運よく晴れていましたので、山中湖畔まで嵐を熱唱しながら散策をしたり、信玄餅アイスを食べたりと、ひと時の開放感に酔いしれておりました。

1年男子、先輩方は温泉や水族館に行かれたり、各々が貴重な1日を楽しまれたようでした。

幸せな時間はあっという間に過ぎてしまうものですが、身体的にも精神的にもきつく辛い練習をしているからこそ、この1日の大切さが身に沁みたように思います。夜はまた次の日から訪れる地獄に怯えつつ、早めに床につきました。

以上で夏合宿4日目の活動報告を終わりにさせて頂きます。
失礼致しました。
慶應義塾體育會少林寺拳法部1年 岡田希美

2019年8月23日金曜日

2019年度 夏合宿 3日目

失礼致します。
慶應義塾體育會少林寺拳法部1年の高鹿綾華です。
夏合宿3日目の活動をご報告させて頂きます。

本日も5時20分に目覚まし時計に起こされ、また朝が訪れてしまったことに絶望しながら朝練に向かいました。

ジョグで砂浜まで行き、ダイナミックストレッチを行った後、昨日よりもコースを長めにとってランを行いました。切り返しランや、その場で足踏み、もも上げジャンプをしてからダッシュするメニューなどをこなしました。途中で大雨が降ってきまして、さすがに練習は中断されるだろうと思いましたが、それでも続きました。風邪をひかなかったことだけが幸いです。

朝食後、午前の練習が始まりました。最初のアップは縄跳びでした。その後襲いかかったメニューに比べると、平和なメニューだったように感じます。結論から申しますと、午前のメニューは全てアップで終わりました。サイドジャンプ、バービージャンプ、馬跳びといった期待を裏切らないいつものアップから、爪先立ちで上下する、カニ歩きといった変わり種まで、様々なアップを10種類こなしました。最後に、アップの11を告げられたときは絶望しかけましたが、それはストレッチでした。激しい筋肉痛を伸ばしつつ、心落ち着く時間を過ごさせて頂きました。

束の間の休息である昼食をとった後、午後の練習が始まりました。ダイナミックストレッチを「ランランルー」と唱えながら行うという不可思議なメニューのあと、ブリッチ歩き、前転と後転で往復、側転リレーという、これまた奇天烈なメニューを行いました。私は三半規管が弱いのか、前転と後転を終えた時点で激しい頭痛と吐き気に襲われたので、側転リレーの間は体幹トレーニングを行いました。
次は、腰を低くしての運歩、膨大な回数のその場基本など、辛いながらもやっと少林寺拳法ができる喜びを噛み締めながら行いました。
しかし最後には過酷な筋トレが待っておりました。6種類の腕立て伏せ、3種類の腹筋をそれぞれ繰り返し、私は踏ん張りながら自然と涙が流れてきました。涙ながらの筋トレが終わると、やっと3日目の練習が終わりを告げました。

翌日はオフ日であるということで、夕食後、部屋で女子部員とお菓子を食べながら歓談し、楽しいひと時を過ごしてから眠りにつきました。

以上で夏合宿3日目の活動報告を終わりにさせて頂きます。
失礼致しました。
慶應義塾體育會少林寺拳法部1年  高鹿綾華

2019年度 夏合宿 2日目

失礼いたします。慶應義塾體育會少林寺拳法部一年の山内嶺央です。夏合宿二日目の活動についてご報告させて頂きます。

合宿一日目に引き続き雨が降る中の練習となりました。前日の疲れが残る中、私たちは早朝に起床し山中湖周辺の砂場で朝練を行いました。雨でぬれた砂場で足を滑らせながらも、ダイナミックストレッチやランを中心としたメニューを必死にこなしました。

その後昼食を済まし、暫しの休息を取った後は、t-boxに向かい午前練を行いました。バランス感覚を養うための片足立ちトレーニングや体幹を鍛える「スパイダーマン」移動、腕力を鍛える手押し車や胴やサポーターなどの防具を付けて行う相対練習など、身体全体を酷使するメニューをこなしました。とりわけ、気合いや応援の声が小さかったり、一人でも練習についてこれない者がいたりする際に、幹部の先輩の笛が鳴り、やり直しやペナルティを課されたことは、身体的にも精神的にも苦しいものでした。しかし、部員ひとりひとりが自分だけで精一杯になってしまうのではなく、苦しい時こそ周りを見渡し切磋琢磨することの大切さを再確認できたように思います。また、部員が幹部に対する日ごろの感謝(?)を述べ、部全体の士気を高める「気合い」制度では、非常に多くの拳士が参加し、練習がより活気付いたものになりました。

午後は昼食をとり、一休みした後に再びt-boxで午後練を始めました。麻田先生のご
指導の下、主に単独移動や相対移動、突き・蹴り・受けなどの基本動作の確認を行いました。がむしゃらに稽古するのではなく、程良い緊張感を保ちながら一つ一つの動作をしっかり見直すことのできた非常に有意義な時間であったと感じております。主座が四年生の先輩に代わると、筋トレが始まりました。空気イスなどの下半身を強化するトレーニングは、私たちのその日の残りの体力を完全に奪いました。

夕食後は合宿の応援にいらしてくださったOBの西藤先輩の部屋を訪問しました。夏合宿を幾度も経験なさっている西藤先輩のお言葉には重みがあり、部員一同良い刺激を頂きました。「また明日からも頑張ろう」と思える夜でした。

以上で夏合宿ニ日目の報告を終わります。失礼いたしました。
慶應義塾體育會少林寺拳法部1年 山内嶺央

2019年度 夏合宿 1日目

失礼致します。慶應義塾體育會少林寺拳法部一年の福永統行です。


8月13日から20日にかけて行われた夏合宿の第日目についてご報告させていただきます。


8時20分に日吉キャンパスで集合した私たちは、降り注ぐ雨の中、荷物をバスに積むため、道場へと続く階段を何度も往復しました。9時を少し過ぎたところでバスが出発し、山中湖村へと出発。初めは会話が盛り上がっていた車内ですが、1時間もすると合宿前の練習の疲れからか、それとも迫りくる合宿への緊張や不安からか声も聞こえなくなり、部員の大半が眠りに就き始めました。11時前には中井パーキングエリアで少し休憩をしました。そこは日吉での荷物運びがまるで嘘のように感じられるほど、真夏の太陽に照らされてとても暑かったことを覚えております。


13時過ぎ、山中湖村に到着。宿泊地兼練習場所である東照館を取り囲む環境は、熱のこもりやすい盆地とはいえ標高約1000mもある高地に位置するため、晴れた東京周辺地域と比べるとはるかに涼しく、過ごしやすい気候に恵まれていました。宿の代表の方に挨拶を済ませると、荷物運びを今後の主な練習場所となるt-boxへ運ぶ組と、実際に寝泊まりすることになるコテージへ運ぶ組へと分けました。最後にt-boxの畳を並べ、刻一刻と忍び寄る練習に備えました。


14時からは過酷な練習の始まり。鎮魂行で始まりましたが、部員のほとんどが覚えていなかったため、ペナルティとしてサイドジャンプを50回。その後アップが3部構成で行われました。大腿筋の感覚が失われていくランジスクワットを120回。最後は全く跳べなくなる大ジャンプを30回。思考力が奪われていく股下潜りの馬跳びを30回。ミットラッシュは3分間絶え間なく。続くその場基本は振子突きを100本。筋トレでこの日の練習は締めくくられました。いずれの練習メニューも声が出ていなかったり、身なりが整っていなかったりする場合には何度もやり直しをさせられました。練習中に累積した疲労を少しでも回復させるため、2・3年生の先輩方が中心となって気合システムで4年生の先輩に対抗。私の同期からも、岡田・木村・西山が名乗り出て、全体の小休憩に貢献しておりました。


18時半頃から食堂で夕食をとりました。私達1年生は配膳を任され、4年生と向かい合って着席。練習とは関係ないお話もできる貴重なお時間を頂きました。食事の際のマナーは上下関係が明確で非常に厳格な内容でしたが、社会に出てからも必要であるものだということを深く実感いたしました。


20時、部員全員が4年生からお呼び出しを受け、t-boxに集合。畳の並び方についてお叱りを受けたので、30分ほどかけて修正しました。森上主将から、「翌日の朝6時に練習がある」とのお知らせを受けたので、部屋に戻ってすぐに準備に取り掛かりました。


本日の練習で使った衣類を洗濯機に放り込み、仲間と湯に浸かりました。部屋に戻って布団を敷いたとたん、周りが静まりだしました。時刻はまだ22時半でしたが、やはり自分だけがつかれていたわけではないのだと再確認しました。5月の早慶合同練には参加できなかった私ですが、この合宿を乗り越え、来る12月の早慶戦、次年度の早慶練、そして次回以降の夏合宿に臨む上での自信をつけようと決心し、静かに瞼を閉ざしました。


以上で夏合宿第1日目の報告を終了させていただきます。失礼致しました。


慶應義塾體育會少林寺拳法部一年 福永統行