2009年11月22日日曜日

集大成

失礼します。体育会少林寺拳法部1年の茂住です。
先日、日本武道館にて行われた全日本学生大会について報告させていただきます。


今大会は四年生にとって最後の大会ということで僕たち後輩は自分の成長を色々な人に見てもらうため、先輩たちはそれぞれ色々な想いを持って今大会に臨んだことでしょう。特に塾高から少林寺をやってきた佐藤先輩、横山先輩、石黒先輩は誰よりも特別な想いがあったとおもいます。
我が部は骨折、インフルエンザ等の障害に遭遇し、練習が思い通りにいかない者も何人かいましたが、各々が強い意志を持って練習に参加していました。

以下は自分の個人的な目線から当日について報告させていただきます。

大会当日、前日までの雨が嘘のように晴れ、僕たちを後押ししてくれました。
部員は練習による自信からか、ピリピリした雰囲気もなくいい意味でリラックスしていたように思います。

まず、初戦は団体演舞。
緊張からか予選では全員が一つになりきれず、このまま予選落ちしたら一生後悔するところでしたが、なんとか予選一位で通過しました。
本戦では元主将の佐藤先輩の「泣いても笑っても、このメンバーでやる最後の団体演舞だから出し尽くそう」という一言で全員の目付きが変わり、みんなが納得のいく団体演舞ができました。
結果は四位という結果になってしまいましたが、悔いは残さずにできたのでよかったです。

横山先輩、石黒先輩、自分の三人掛
一年の自分が四年生の御二方の最後の大会で組むと聞かされたときは、不安より期待のほうが大きかったです。自分のさらなる成長への期待、優勝への期待などで練習中も期待でいっぱいでした。構成中にやけに自分が飛ばされる場面が多い点もし、...幸せでした。はい。
予選の順番は比較的遅い11番目で、自分より前に演舞している組を見ながら圧倒されている自分をみて、横山先輩は「大丈夫。俺らなら勝てる」と勇気づけて下さり、落ち着いて予選で演舞することができました。予選一位と好発進できました。
本戦では一番目という最悪の順番の中、自分は微塵の不安もありませんでした。「この三人なら絶対優勝できる」という自信があったからです。最初の下受けからその日最大の気合と気迫が自分を無我の状態にしました。自分としては本当に最高の演舞をすることができました。
結果は二位という、優勝しか狙ってなかった自分たちには悔しい結果となってしまいましたが、この三人でやりきったことを本当に誇りにおもいます。
閉会式の後、三人で抱き合ったときに先輩方が泣いているのを見て自分も思わず泣いてしまいました。


また今大会では茶帯の成長が結果としてしっかり残り、男女段外の部優勝、女子段外の部準優勝と素晴らしい結果を我が部にもたらしてくれました。本当におめでとう。
そしてなんと言っても佐藤先輩の運用法最優秀拳士。出る大会全て制覇と、受け継ぐべき目標を背中で語ってくださいました。本当におめでとうございます。

最後になりましたが、お忙しい中練習を見に来てくださった先輩方、大会当日武道館までわざわざ足を運んでくださった先輩方、普段から熱心に指導して下さる麻田先生に深く感謝し、報告を終わらせていただきます。


慶應義塾体育会少林寺拳法部一年
茂住浩司