2023年9月23日土曜日

2023年度 関東新人大会

 失礼致します。

慶應義塾體育會少林寺拳法部1年の湯山祐希です。

9月11日に行われました関東新人大会について報告させていただきます。

結果は以下の通りです。(敬称略)


【単独有段】

市川(経1)・・・入賞3位

【男子茶帯】

棟高(理2)・田邊(経2)・・・入賞1位

小杉(商2)・秋山(商2)・・・入賞4位

【単独茶帯】

奥山(経1)・・・入賞6位

【男子白緑帯】

丸尾(経1)・湯山(理1)・・・入賞4位

以上となります。


私達一年生にとって、関東新人大会が学生拳士が集まる、初めての大会でした。7月上旬に行われた神奈川県大会と雰囲気が異なり、各々の拳士のこの大会に懸ける思いが、会場に独特の緊張感を張り詰めているように感じました。今回の会場は慶應義塾大学キャンパス内にある日吉記念館という、私達のホームであったにも関わらず、緊張で押し潰されそうになってしまったことに驚きました。

 私達一年生は今大会が初めての公式戦であったもの、県大会を経験したもの、中学から何度も大会に出場しているものと各々の経験にばらつきがある状況での出場でした。しかし、全員に共通していた目標は一位になることであり、それに向けて一年生一丸となって努力しました。私は県大会から組んでいた同期と男子白緑帯で出場しました。構成は概ね変更はなかったので、一つ一つの技の精度や美しさを追求するよう、練習に励みました。また、最も力を入れたのが運歩と残心です。先輩方は技の技術はもちろんですが、構成間の緊迫感・殺気が自分達とは大きく違いました。今大会に向けての準備時間が十分に取れない中、普段の練習後は道場に、合宿中では練習後にはTboxに残り、どのような動きが美しいかを追求しました。特に、合宿中で疲労が溜まっているにも関わらず真摯に指導していただいた65期の三年生の先輩方、本当にありがとうございました。

 結果として私たちのペアは4位であり、目標には届きませんでした。もちろん悔しかったですが、たくさんのことを得ることができました。その中の一つに、自分たちの課題が明確に見えたことにあります。自分たちのペアは上位のペアの演武を比較して、何が評価されていたのか、評価されていなかったのかを考えましたその結果、私たちに足りなかったものは、蹴りの音と演武の大きさでした。一位であったペアは蹴りの音が大きく、演武もコート全体を使い、一つ一つの動きでしっかり体を返す大きな動きでした。逆に私たちのペアは他のペアと比べて評価されていた点は、表現点が高かったことから、残心であると思いました。自分たちが力を入れて練習をしていた点であったので、目に見える結果に現れてくれて嬉しかったです。

 今回の関東新人で大会の雰囲気や、自分たちが他大学と相対的に比べて、どの程度の位置にいるのかを知ることができました。本番の全日までは後2ヶ月を切っているので、この関東新人大会で得た課題をしっかり消化し、次こそは1位という目標を達成したいと思います。


最後になりましたが、コロナで大変な最中、面倒を見てくださった先生方、先輩方、OBの方々そして大会を開催してくださった関係者の皆様にこの場をお借りして御礼申し上げます。

 

以上で活動報告を終わらせていただきます。

失礼致しました。

 

慶應義塾體育會少林寺拳法部1年 湯山祐希