失礼致します。
慶應義塾體育會少林寺拳法部3年の田中雅人です。
今月10日に行われました、2016年度幹部交代式についてご報告させていただきます。
4日前に全日本学生大会を終え、大会の余韻、興奮も冷めやらぬままの幹部交代式となりました。
今年度の全日本学生大会ですが、私が入部して以来一番の好成績を残すことができたように思います。
この成績は、夏合宿での実質幹部代引継ぎ後も変わらず精力的に日々の練習に参加し、最後の全日本学生大会で最高の結果を残そうという4年生の諸先輩方のご尽力によるところが大きいかと思われます。
我々3年生はまだまだ未熟ながら練習の主座をとらせて頂き、先輩方からすると至らない点も多く感じられることもあったかと思われますが、決して否定したりなどせず、大きく
サポートして下さったこと、非常に感謝しております。
来年我々が最上級生となったとき、先輩方のお姿を見習い後輩たちを縛ることなく、自分たちの最後の大会まで部に関わっていけたらと思います。
さて、新幹部、第58代の役職は以下の通りです。
【主将・渉外】 田中雅人 (商3)
【主務】 中村陽久 (商3)
【副将】 金野光秀 (商3)
【三田会幹事】 荻田桐子 (法政3)
【統制】 栗原弘 (法法3)
【会計】 奥村哲平 (理3)
【会計監査】 李遊 (法法3)
【医務】 下萩千耀 (法政3)
【副務】 平光真子 (商2)
上記の体制で、一年間塾少林寺拳法部を率いて参ります。
何卒、宜しくお願い申し上げます。
交代式で先生、先輩方からお話を頂戴していく中で私が心に残った話が、麻田先生がお話しくださった「村人の酒」という逸話です。
祭りのために村人みんなで少しずつ酒を持ち寄って溜めておこうとの呼びかけに応じて、村人各々が「酒」を持ってくるのですが、祭りの当日に樽を割ってみんなで飲んだところ、ただの「真水」であったという話です。
ここから転じて、本来みんなで協力一致して目標に向けて努力すべきところを、一人また一人と他人に任せて手を抜いていくと、結局は全員が妥協するような雰囲気となってしまい「村」は腐敗してしまうということです。
いかなる組織においても、このような現象は不可避なものです。
辛いとき、頑張れないとき、気分が乗らないときなど人間ですから色々ありますが、このようなときに妥協してしまうと、その姿を見た他の人もまた頑張ることがばかばかしくなってしまうものです。
人の影響力は、起点は小さくても大きく波及してしまうものです。
私は自分の上三代の主将の先輩方を見てきて、共通する点は強大な「影響力」だと思います。
どのような形であれ、ご自身の力で部に大きく作用を与えておりました。
私も、部に対し大きな影響力のある主将になりたく思います。
「村人の酒」の話のように、一人を起点にしたマイナスの影響もありますが、一人を起点にしてプラスの影響を起こすことも可能です。
自分の姿を見て、周りの者がより頑張ろうと思えるように、またそんな周りを見て自分自身がより燃え上がることができるような雰囲気をつくって参りたいと思います。
技術的にも人間的にもまだまだ未熟ではございますが、全力を尽くして部のために努力して参りますので、新幹部諸共、温かく見守っていただけたら幸いでございます。
最後になりましたが、御多忙の中お越しいただいた大石部長、麻田先生、岡田先輩をはじめ多くの先輩方に深く御礼申し上げます。
今後とも、少林寺拳法部、並びに新幹部を宜しくお願い致します。
以上で、報告とさせていただきます。
失礼致しました。
慶應義塾體育會少林寺拳法部3年 田中雅人
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