失礼致します。
慶應義塾體育會少林寺拳法部3年の坂井康太郎です。
12月1日に慶應義塾大学日吉キャンパスの塾高地下体育館にて開催されました第54回早慶戦の結果をご報告させていただきます。
結果は以下の通りです。
【新人戦】
[先鋒] 諸江(法政2) 2-0 笠井
[次鋒] 岡田(法政 1) 0-3 籾
[中堅] 西山(文1) 1-2 下村
[副将] 千田(薬2) 3-0 小林
[大将] 多田(商2) 3-1 芝田
慶應義塾、3勝2敗、慶應義塾大学の勝利
【本戦】
[先 鋒] 金(法法2) 1-1 鬼頭
[次 鋒] 友田(経3) 1-0 渋谷
[中 堅] 佐藤ひ(商3) 0-0 山口
[副 将] 入江(経3) 1-1 大橋
[大 将] 坂井(文3) 1-2 岩田
[代表戦] 入江 0ー1 大橋
慶應義塾、1勝1敗3引き分け、代表戦の結果、早稲田大学の勝利。
・新人戦の部について
本年度の新人戦の相手である早稲田大学は、全日本学生大会にて優勝した選手など、経験豊富な実力派を擁する強敵でした。
正直を申し上げますと劣勢になると予想しておりました。しかし、全員が奮闘してくれ予想を遥かに上回る試合をしてくれました。その結果、新人戦の部では優勝を果たしました。
以下、新人戦を振り返ります。
先鋒の諸江は体格差がある相手に対して、最後まで気持ちで相手を制し圧勝しました。次鋒の岡田は全日本優勝者相手に惜敗してしまいましたが、果敢に挑み気持ちで全く負けていませんでした。中堅の西山は上級生相手に、勇敢に攻め続け皆に勇気を与えてくれました。副将の千田は冷静に、されど心は熱く闘い圧勝しました。五分五分で回って来た大将戦。プレッシャーがありながらも大将を努めた多田は、私の中で勝つイメージしかありませんでした。私の考えていた通り、前半で勝ち越されながらも、後半見事に逆転して三点も返し新人戦を優勝に導いてくれました。彼こそ慶應義塾のヒーローです。
・本戦の部について
本年度の本戦である早稲田大学は、新人戦同様、全日本2位と3位を擁する強敵でした。
以下本戦を振り返ります。
先鋒の2年金は、慶應義塾を勢い付けてくれました。今年度の関東学生新人大会で準優勝し、実力も充分で期待がかかる中素晴らしい試合をしてくれました。相手に先制をされるも試合終了間際に1点取返し引き分けに慶應義塾ムードを作ってくれました。
次鋒の3年友田は、唯一の勝利を収めてくれました。冷静な試合運びで確実に1点を取り常時、主導権を握っていました。同期ながら感服させられました。
中堅の3年佐藤は唯一の女子戦です。相手は全日本3位で一年生の頃から、多くの対外試合で活躍している選手です。相手からすれば、確実に勝てると踏んでいたでしょう。しかし佐藤は絶妙に相手の攻撃を交わし続け、ついに引き分けにしました。彼女の戦略勝ちです。
副将の3年入江は、3年連続で同じ相手と闘いました。全日本準優勝者でしたが、実力では入江も引けを取りません。2年連続で引き分けてきた相手に対して強い気持ちで闘ってくれました。先制されるも、最後に気持ちで1点をもぎ取り3年連続で引き分けました。
こうして負け無しで回ってきた大将戦。引き分け以上で慶應義塾の優勝が決まります。
しかしながら、私は逃げて引き分けという形で優勝することを一切考えておりませんでした。相手と真っ向勝負をし、勝利して優勝するぞという強い気持ちしかありませんでした。
敗北した今、チームを率いる主将としてこの考えが適切な判断であったかはわかりません。2点を先制され、1点を返しましたが試合には負けてしまいました。
代表戦の出場者はチームのエースである入江と話し合い、私が彼にチームの命運を託しました。我が部では彼の技量が一番であり、彼が勝負をしてどのような結果でも誰も文句は言わないという結論になりました。結果としては早稲田に1-0で敗北を喫しました。しかしながら、彼は最後までよく健闘してくれました。
チームとして本戦で敗北してしまい、応援して下さった方々に優勝という形で恩返しをすることができなかったこと、大変残念で同時に申し訳なくてたまりません。
しかし今回の早慶戦に向けてチーム一丸となった経験は、今後一年に渡り部を部員全員で運営していく上で素晴らしいスタートダッシュになったと、自信を持って私は言えます。試合に出場した者もしなかった者も、全員が協力して最高の早慶戦にしてくれました。私は部員全員を心から誇りに思っています。
最後になりましたが、お忙しい中審判を務めてくださいました明治学院大学橘先輩、上智大学金子先輩、法政大学清水先輩、日頃よりご指導頂いている麻田監督、当日お越し下さった大石部長、岡田先輩や伊藤先輩を始めとする三田会の諸先輩方、そして早稲田大学少林寺拳法部関係者の皆様、全ての皆様に心からお礼申し上げます。本当にありがとうございました。
以上で報告を終わります。
失礼しました。
慶應義塾體育會少林寺拳法部3年
主将 坂井康太郎
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