2019年5月28日火曜日

2019年度 早慶合同練習会

失礼致します。
慶應義塾體育會少林寺拳法部1年の岡田希美です。
5月26日に行われました早慶合同練習会について報告させて頂きます。

朝起きてしまったと同時に確認してしまった最高気温32度に愕然としておりました。

まず初めに4年生の先輩方からご指摘を頂き、拳立ての洗礼を浴びさせて頂きました。その際、とうとう噂で伺っていた早慶合同練が始まってしまったのだ、と実感致しました。次に塾高周りを走るインターバルランでは、前を走る先輩が角を曲がって再び走り出して行くのを見ては、また一周しなければならないことに絶望を感じておりました。続いてクロスカントリー男子3周女子2周が始まりました。坂の下と階段上で掛けてくださる冷水だけを頼りに走っておりました。早稲田の先輩が一周6分という常人離れしたペースで走って下さり、ペナルティを免れた喜びもつかの間、坂道ダッシュが始まりました。この頃から陸上部よりも走っていると確信し始めました。その後、演武構成ランという楽しそうな名前の短距離を6往復するメニューが始まりました。全然きつくないから頑張れという先輩のお言葉を一度は信じてしまった私はその愚かさをすぐに思い知らされました。ようやくラントレが終わり、道場に戻るとサイドジャンプ男子60往復女子40往復が宣告されました。ただ立っているだけなのに小刻みに震えている脚に鞭を打ち、遂に午前の練習が終了致しました。

昼休みには軽食を取りつつ、先輩に頂いたアイスのおいしさを噛みしめながら、各々仮眠やストレッチをして幸せのひと時を過ごしましたが、一時間程の昼休みはあっという間に過ぎ去り、午後の練習が始まりました。

午後の最初はサイドジャンプ80往復でした。跳びながらも「ファイト」と周りを鼓舞されている楠田先輩を拝見し、感動致しました。続く拳立てではぷるぷると揺れる腕と拳は限界を迎えておりましたが、それ以上に、全く終わる兆しが無いことで精神がどんどん追い込まれていきました。その後、その場基本の突きと蹴りの練習が始まりました。100回以上という、普段の練習であればきつく感じられる回数でしたが、ようやく少林寺の練習が出来たことに喜びすら感じられました。その後のハイジャンプとバービージャンプでは徐々に体が重力に逆らえなくなっていく体を引き上げていくうちに、終わりの笛が幻聴で聞こえてくるようになりました。その後のミットラッシュでは30秒ずつ(突き・右蹴・左蹴り)×3セットと、MAXの強さで行うものを6セット行いました。つらい中でも「ファイト」と笑顔で励まして下さった、ひかり先輩、入江先輩のお姿は輝いていらっしゃいました。続く筋トレではサイドプランク、腕をY/T/W/Lと動かし背筋を鍛える体幹を行いました。一見楽そうに見えますが、どんどん腕は震えていきます。体幹が終わるとこの日三度目の拳立てが始まりました。既に私は全く腕が曲がらず、ふらふらの状態でしたが、坂井先輩、友田先輩が私たち一年の近くで鼓舞してくださり、自分が全くできていないことに罪悪感と悔しさを感じながらも、絶対に自分も出来るようになろうと思いました。その後最後の最後にラグジャン(1,2,3で沈むスクワット)×290回が行われました。太ももは限界を迎えておりましたが、私たち1年生の間に先輩方が入って下さり、手を引っ張って持ち上げて下さいました。最後の一回が終わると同時に脚が床に吸い込まれるように固まり、とうとう練習会が終わってくれたのだと安堵し、目頭が熱くなりました。

その後は懇親会が行われ、美味しいお茶とご飯を頂きました。早慶共に一年生が用意した一発芸を披露致しました。私自身の一発芸は記憶から抹消させて頂きたいです。

今回の練習会で学んだのは自分の甘さ、そして先輩方の偉大さです。私自身、中高の部活では、辛いメニューに対して「ただやらされてるだけ」という受動的な態度で臨んでおりました。しかし、どんなに辛いメニューであろうと周りを応援しながら笑顔で取り組むことでこんなにも活気ある練習が出来るのかと実感致しました。

最後になりますが、いつもはお優しいにも関わらず心を鬼にしながらも、本当に辛い時には冷水と塩分チャージと励ましの言葉を下さった4年生の先輩方、ラン、ラグジャンや拳立てで何度も折れそうになる心を、笑顔も気合いも絶やさず支えて下さった3、2年生の先輩方、練習会に参加して下さった早稲田大学少林寺拳法部の皆様に心より感謝申し上げます。

以上で活動報告を終わらせて頂きます。失礼致しました。

慶應義塾體育會少林寺拳法部1年 岡田希美

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