2022年12月8日木曜日

第57回 少林寺拳法早慶定期戦

 失礼致します。


慶應義塾體育會少林寺拳法部4年 高鹿綾華です。


 


12月4日に早稲田大学戸山キャンパス内 早稲田アリーナにて開催されました、第57回少林寺拳法早慶定期戦の結果についてご報告致します。


 


今回、早稲田大学にて新型コロナウイルスクラスターが発生し、人数を揃えることができなくなってしまったため、本戦のみの開催となりました。

直前まで協議を重ねていたため、ご心配をおかけし申し訳ございませんでした。

開催にあたりご尽力頂きました早慶全ての皆様に厚く御礼申し上げます。


 


結果は以下の通りです。

 


【本戦の部】


 


   慶應   早稲田


 


先鋒: 佐藤生 

→不戦勝


次鋒: 庄司  1-1 関


中堅: 山内

→不戦勝


三将: 田川 3-4 氏平


副将: 西山 7-2 藤井


大将: 高澤 0-10 籾


 


3勝2敗1分で慶應義塾の勝利




本戦の部勝利により、昨年度に引き続き慶應義塾が優勝校となりました。




以下、試合を振り返らせて頂きます。



先鋒の佐藤は、立合に対して誰よりも熱量を注いでおり、圧倒的技量を誇っております。今回試合が無くなってしまい私も悔しいですが、次期主将として、早慶戦開催の危機になっても、自身の練習のみならず、後輩指導、声掛けを続けてくれました。来年は、大将として慶應を勝利へ導いてくれることと存じます。




次鋒の庄司は、相手に先制されたものの、落ち着いて相手をみて取返し、引き分けに持ち込んでくれました。全日の予選では全日本軽量級優勝かつ女子立合史上最強とも言える籾拳士と当たったことで、全日出場はかなわなかったものの、昨年と比べても圧倒的成長をとげ、出る試合で見る度に動きが良くなっている彼女には、来年も期待しかございません。




中堅の山内は、正規練習中・自主練中問わず他部員の練習に向き合ってくれることで、全日王者に輝いた経験を存分に部へ還元してくれました。当日のインターバル中も、選手一人ひとりに的確なアドバイスを送り、頼れるセコンドぶりを発揮してくれました。誰もが彼の安心感に助けられたことと存じます。引退試合が無くなってしまったことは悔やまれますが、彼がいてくれたからこそ慶應は勝利を掴むことができました。




三将の田川は、全国大会本戦出場、籾拳士を抑え優秀選手にも選ばれた相手に、2点先制しました。後半、氏平拳士の猛攻を受けましたが、終始攻めの姿勢を崩さず、接戦を繰り広げてくれました。常に怪我と戦いながら、修練を重ねる彼女は、来年は必ず自身の勝利をも以て慶應の勝利を掴んでくれることと存じます。




副将の西山は、今回で3戦目となる相手との戦いでした。相手の藤井拳士は、昨年の早慶戦で西山に負けた悔しさから猛対策し、今年の全日予選では西山に勝ちしました。西山は1年生の頃から立合の実力も熱量も高く、常に一人黙々と練習し、磨き上げた力を惜しみなく他部員に授けてくれます。それだけに、全日本戦出場を逃した悔しさは計り知れませんが、それでも腐らずさらなる練習に励み、慶應を勝利に導いてくれた彼は、私達の誇りです。



大将の高澤は、女子立合史上最強選手と言っても過言でない籾拳士を相手に、最高の試合をしてくれました。下級生の頃は、立合の成果が目立つ拳士ではなかったものの、高澤らしくコツコツ実直に練習を重ね、今年の関東、全日と、花を咲かせました。籾の猛攻にもひるまず、果敢に攻め続け、動きでは籾に全く劣っておりませんでした。記録ではなく記憶に残る試合で、私達に感動をくれました。






以上の結果をもちまして、本年度の第57回早慶定期戦も優勝することが出来ました。



私自身試合に出場することは叶いませんでしたが、この最高のチームの主将として戦えたことに感謝しかございません。指導陣の皆様、先輩方、同期、後輩達、支えてくださった皆様、全員で掴んだ勝利でした。





64代主将、佐藤生一は、ご家族お二方も部の先輩でいらっしゃることで「慶應義塾體育會少林寺拳法部に入るべくして生まれた男」として、あらゆる方々のお力お借りしながら部を引っ張ってくれることと思います。ですが、プレッシャーには感じず、彼らしく仲間と勝利を追い求めていってほしいです。今後ともご声援の程を宜しくお願い申し上げます。




最後になりましたが、例年に引き続きお忙しい中審判を務めてくださった明治学院大学橘先生、法政大学清水先生、明治大学山田先生、日頃よりご指導頂いている篠永監督、井上先生や渡辺先生を始めとする武道学園の先生方、当日お越しくださった烏谷部長、伊藤先輩を始めとする三田会の諸先輩方、應援指導部の皆様、そして、クラスターという大変な状況の中、開催の準備をしてくださった早稲田大学少林寺拳法部関係者の皆様、全ての方々に心から御礼申し上げます。

開催自体危ぶまれた中、無事開催でき、本当に良かったです。誠にありがとうございました。




以上で報告を終えさせて頂きます。


失礼致しました。






慶應義塾體育會少林寺拳法部4年


主将   高鹿綾華

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