2015年11月7日土曜日

2015年度 幹部交代式

失礼します。慶應義塾体育会少林寺拳法部3年の青木です。
11月4日に「ひのや」にて行われました2015年度幹部交代式のご報告をいたします。

早速ですが、第56代幹部は以下の通りです。

【主将】         青木真秀(政3)
【主務】         宇恵柚花(政3)
【副将・三田会幹事】 今西悠介(理3)
【会計・渉外】     岡部穣(法3)
【統制・会計監査】  栗野隆世(政3)
【医務】         山﨑健(経3)
【副務】         中村陽久(商2)

今期よりOB会幹事改め、三田会幹事と名称を変更いたしました。
会計の透明化、効率化のため会計監査を新設いたしました。

上記の新体制で今後1年間少林寺拳法部を率いて参ります。
ご指導とご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。

さて、新幹部挨拶ですが、私の同期のみんなは話上手な人が多く、それぞれいい感じに話せていて頼もしいなぁと思いました。
私も気分はスティーブジョブズだったのですが、大して面白いことも言えず、時間だけを食ってしまいましたので、ここに言いたかったことを書いておきたいと思います。

私は塾高少林寺拳法部出身ですので、マムシ谷に通って6年目になります。代で言いますと、直井先輩が主将を務められた第50代の先輩方が部を率いていたときに入部しました。私たちが道場入口の古い看板を見たことがある最後の代だと思います。おそらく。
あの頃は慶應少林寺が最古の大学少林寺拳法部であることも知らず、看板が綺麗になっとるわ~と思っていただけですが、主将という役職を頂いた今、やっとあの古い看板の歴史を感じられるような気がしています。そんな高校からの仲間である岡部君は当日お熱が出てしまい、欠席しました。

主将という役職は実務的なことは意外と少なく、本当に忙しく頑張ってくれるのは主務を筆頭に他の役職の者です。ですが、主将はその代を象徴する人物であり、その一年間のチームの色を決める者であると思います。5年、10年と経ったとき、良い評判も悪い評判も「青木さんの代は~」という感じに話されることになるでしょう。
私の知る限り、主将を務められてきた先輩方は皆「人格者」であったと感じております。所属時期がかぶっていない先輩方も間違いなく「人格者」であったはずです。厳しさ、優しや、面白さ、強さなどあらゆる面において優れた人間のみに主将という役職が与えられてきたのだと思います。

私は自分がどんな人間か、よく分からないところがあります。就活を前にして自己分析力の無さが非常に不安ではありますが、それはさておき、部員との接し方や行動といったものについて自分のなかで明確な理想像が出来ていないことが原因だと思います。主将という重要な役職を頂いたことをチャンスと思い、チームのため、そして自分のために理想的な「人格者」を目指さなければならないと痛感しております。
孟子の王道論によれば、
「力を以て仁を仮る者は覇たり。/徳を以て仁を行うものは王たり。」
とあります。慶應義塾は陸の「王」者であり、「覇」者ではありません。主将という権力で威張ることは容易ですが、それでは覇者に過ぎないということです。
また、孟子によれば民は覇者を討ち、革命を起こすことを認めています。後輩達が授業で孟子を勉強していたら、私は討たれるということです。これは恐ろしいことです。ちなみに私はゼミで勉強しました。
話を戻しますと、慶應義塾の一員として目指すべきは「王者」であり、皆を率いる立場を与えられた私が目指すべきは「徳=人格者」であるということです。

以上、ネット上では非常に饒舌ですが、実際は異常な滑舌ですので上手いこと言えないのですが、私は新幹部になるにあたり、初心を思い出すとともに、重責を再確認した次第でございます。


最後になりましたが、幹部交代式にご出席いただきました大石部長、麻田監督、岡田先輩はじめ三田会の先輩方に深く御礼申し上げます。
今後とも我々新幹部、そして現役一同を何卒よろしくお願いいたします。

乱筆乱文失礼いたしました。



慶應義塾体育会少林寺拳法部3年 青木真秀

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