2015年11月30日月曜日

第50回少林寺拳法早慶定期戦

失礼します。
慶應義塾体育会少林寺拳法部3年の青木です。
11月29日に慶應義塾高校地下体育館にて開催されました第50回少林寺拳法早慶定期戦についてご報告いたします。
今年は少林寺拳法三田会総会と同時開催となり、例年以上に多くの先輩方にお越しいただき、第50回にふさわしい盛大な大会となりました。


結果は以下の通りです。

【新人の部】
    慶應義塾       早稲田

先鋒 西村(理1) 0-2 鈴木
次鋒 正田(経1) 0-2 源川
中堅 谷(政1)    2-3 田中
副将 宮﨑(文1) 1-3 尾形
大将 蜂屋(法1) 2-1 村上

よって1-4。

【早慶戦本戦】
    慶應義塾       早稲田

先鋒 李(法2)  1-1 久保田
次鋒 田中(商2) 2-7 堂脇
中堅 宇恵(政3) 2-3 秋光
副将 栗野(政3) 2-1 赤岡
大将 青木(政3) 4-2 田部井

よって2-2。規定により両校代表による決定戦。

代表戦 青木 2-1 堂脇

よって本年度優勝は慶應義塾。


新人の部について

早稲田の新人戦力は非常に強く、今年も悔しい結果となってしまいました。ですが、この経験が彼らの大きな財産になると信じています。1年生として出場する大会はこれが最後です。次の大会からは先輩として背中を見せる側になります。この経験を糧に更に成長してくれることを願っています。みな素晴らしい姿を見せてくれました。
その中でも大将を務めた蜂屋が劣勢の中、最後に一矢報いてくれたことには本当に力を貰いました。本戦を前に場の雰囲気を作る上で非常に大きな役目を果たしてくれたと思います。


本戦について

もはや毎年恒例となりました大接戦の末、優勝することができました。
早稲田は全日本2位の堂脇拳士、同じく2位の秋光拳士を擁し、今年も安定感のある戦力を揃えていました。一方我々も受賞歴はないものの、部内戦の激戦を勝ち抜いた非常に頼もしいメンバーでこの一戦に挑み、非常にレベルの高い大会となりました。
熱戦の記録を詳細に書き起こしておきたいのですが、あまりの興奮でほとんど覚えていないのと、あまりにも劇的過ぎて私の文章能力では1パーセントも伝えられないと思うので、私が感じたことを思い出せる限りで記録しておきたいと思います。青木さんの活動報告は毎回長くなります。


本戦出場メンバーのみなさん、本当にお疲れさまでした。本当に素晴らしい試合だったと思います。
先鋒の李は去年の新人戦で敗れた相手との再戦。李は運用法(乱捕)に対するモチベーションがとても高く、練習会や予選会にも積極的に参加しています。彼のスタイルは立合評価法や運用法で輝くタイプではなく、実戦で光るタイプだと思います。あと、ネット上でもとても強いみたいです。そんな彼が公式戦でこのような結果を残してくれたことは非常にうれしいことです。勝利まであと一歩での引き分けだったので、この悔しさをバネにさらに公式戦での強さを身につけて欲しいです。そのためにはまず遅刻をしないことです。
次鋒の田中は怪我をしてベストコンディションではない状況で、圧倒的な経験値の差がある堂脇との対決でした。2年生にこんな重圧を負わせてしまい申し訳なかったです。私の読みが外れてしまいました。とても悔しい結果になってしまったと思いますが、意地の2ポイントをもぎ取ったところに彼の男気を感じました。あの2ポイントがなかったらその後の結果が変わっていたと思います。また来年頑張って!
中堅の宇恵は3年連続で同じ相手との対戦。惜しくも敗れてしまいましたが、試合前から言っていた自分から攻める、気迫負けしないというところが実践できていたと思います。今までで一番アツい試合でした。それ以上に主務として鬼のような仕事をこなしていたので、ボーナスで2ポイントあげたいぐらいです。お疲れさまです。
副将の栗野は期待どおりの結果を出してくれて安心しました。部活以外の活躍が目覚ましい男なのでコンディションに不安がありましたが、ヤるときはきっちりヤる男になったようです。ES間に合ってよかったね。
大将戦、延長戦は主将として私が務めました。月並みな言葉しか並べられないのですが、みなさんの応援があってこその結果です。チーム慶應で勝ち取った結果です。本当にありがとうございました。
まだビデオを見返していないので分からないのですが、いつもの10倍ぐらいの力が出ました。いつも演武を指導するとき「練習で出来ないことは本番では出来ないぞ」と言っている身ですが、練習で出来ないことが出来ました。早慶戦とはそういった場なのだと感じました。麻田先生に大会後に「男になった、感動した」と賞賛して頂き、今まで頑張って来て本当に良かったと思いました。
感謝すべき人は全ての人なのですが、その中でも森上先輩と神本先輩への感謝を述べさせてください。森上先輩は会場にお越しいただき、神本先輩には金曜の夜にお電話で激励の言葉を頂きました。森上先輩と神本先輩は主将として今年と同じように延長の代表戦を戦い抜き勝利された先輩です。先輩方のアドバイスがとても心強かったです。本当にありがとうございました。
出場メンバー以外の部員にも感謝を述べさせて頂きます。「全員で勝つ」というスローガンの下でやってきましたが、応援、運営など、それぞれがそれぞれの役割を全力で果たしてくれたからこその結果です。


さて、懇親会の挨拶でも述べさせて頂きましたが、岡田先輩からご指導頂いている相手への感謝についてもう一度書いておきたいと思います。ポイントを取ったときはポイントを取らせてくれてありがとう、取られたときは自分の弱点を教えてくれてありがとう、という気持ちをこめて合掌礼をし、互いに感謝しあうというものです。50回を数える早慶定期戦の歴史は、互いを尊敬しあう気持ちが積み重なって作られて来たのだと感じました。ですので、最大の感謝をささげるべきは早稲田大学少林寺拳法部の皆様、とりわけ対戦してくれた田部井主将と堂脇君であると思います。本当にありがとうございました。


毎度のことで活動報告が異常に長くなってしますので、あとは自分のFBにでも書きます。

最後になりましたが、お忙しいなか審判団を務めて頂きました明治学院大学橘先輩、上智大学金子先輩、法政大学清水先輩、岡田先輩はじめ三田会の先輩方、麻田先生、大石先生、應援指導部はじめ慶應義塾関係者の皆様、そして早稲田大学少林寺拳法部関係者の皆様、すべての皆様に心からの御礼申し上げます。

以上で報告を終わります。
失礼しました。

慶應義塾体育会少林寺拳法部3年 主将 青木真秀

0 件のコメント: