2019年8月27日火曜日

2019年度 夏合宿 6日目


失礼致します。
慶應義塾體育會少林寺拳法部1年の西山航生です。夏合宿6日目の活動についてご報告させて頂きます。

夏合宿期間中は毎朝行われてきた朝練ですが、この日は幹部の先輩方に前日の千本蹴りと山中湖走の頑張りが認められ、朝練を無しにして下さいました。鬼のような幹部の先輩方にも、人の心があるのだと改めて気付き、太っ腹な計らいに感激致しました。部員一同、2時間ほど長くなった睡眠時間のありがたさを噛み締め、 身体を休めることに努めました。

朝食を済ませ、前日の午前と同様、テニスコートに向かいました。そうです。6日目の午前練習もランメニューです。朝練こそ無かったものの、連日怒涛の練習をこなし、我々の身体はおそらく今年史上最強の筋肉痛に蝕まれておりました。しかし、部員一同声を掛け合い、気合い制度で幹部の先輩方には徹底抗戦し、中距離走では、1番最後にゴールする部員に伴走しながら激励するなど、厳しい状況を幹部の先輩方のペースに飲まれず自分たちのものにしようと懸命に努力する場面が多く見られました。こうして、我々は午前練習を乗り切り、昼食を迎えました。

午後はTboxに移動し、アップ、演武練習、筋トレを行いました。その大変さといったら、もはや言わずもがなでございます。その中で最も壮絶だったものはと聞かれれば、部員一同この日最後の筋トレと答えるでしょう。仰向けになって腕を頭の後ろで組み、体を捻って肘と膝をくっつける腹筋を行った後、腕立てを行いました。筋肉はちぎれそうになり、ジーンと熱を帯びてくる中でも、部員同士の前向きな激励の言葉が室内を飛び交い、2・3年生の先輩方がえぐっている一年生の目の前に移動し、共に乗り越えようとする姿がありました。私自身、腕立てで非常にえぐっておりましたが、幹部であるはずの井上先輩が私の目の前にいらっしゃって、励ましの言葉を掛けてくださりながら共に腕立てをしてくださったことが、どれほど嬉しかったことか、力になったことか。筆舌に尽くし難い感動がございました。また、腹筋を行っている際に森上先輩から、「もっと周りを見ろ。自分ができていればそれでいいのか。応援は心を込めて相手に向けてするものなんだよ。」と頂いた注意の言葉は、私の人生を左右する言葉になったと言っても過言ではありません。私はその日の夜、周りを巻き込んで、全体を底上げする力のある人間になろうと決心致しました。部活においても、大学においても、社会においても。個人的なことを申し上げてしまいましたが、6日目の練習も、部員一人一人が実りある練習となりましたこと、確信しております。

最終日を控えた夜、我々一年生男子の部屋にOBの田中先輩がいらっしゃり、激励のお言葉を頂きました。私はそのお言葉、忘れられません。「合宿は人生最後の人格形成のチャンス。どんなに小さなことでもいいから、皆には負けず嫌いになって帰っていってほしい。意識が変われば、少しずつ行動が変わってくる。いずれ大会でのいい結果にもつながる。最後の一日、頑張って欲しい。」このお言葉のおかげで、私の明日に対するやる気は最高潮、また夏合宿の捉え方、来年の夏合宿までに自分はどうするべきか、考えさせられました。私にとって忘れられない夜となりました。

幹部の先輩方、OB・OGの先輩方問わず、たくさんの先輩方の支え、そして同期のおかけで6日目
の練習を乗り越えるとこができました。

以上で夏合宿6日目の活動報告を終了させて頂きます。
失礼致しました。



0 件のコメント: