2012年8月14日火曜日

2012年度 夏合宿

失礼いたします。
慶應義塾體育會少林寺拳法部一年の鶴田真です。
8月6日から8月13日まで行われた夏合宿について報告させていただきます。

我々一年生にとっては初となる夏合宿、出発前日は緊張しかしていなかったことを明確に覚えております。
朝の8時30分頃にバスに乗り、私の隣には同期の小幡(通称:カブトムシ)が座っており爆睡していました。もちろん私は緊張のあまり眠ることが出来ませんでした。ぼけーっと窓を眺め、気付いたら市が尾・足柄・そして山中湖、山中湖ってこんなに近かったっけ?と思えるほどあっという間でした。
到着してすぐ道着に着替えて練習スタート。開始早々笛が鳴り響き気合を入れるため腕立てラッシュ。体が温まったところで基本練が始まり、主座の茂住先輩の熱心な指導が始まりました。今回の合宿の基本はほとんど茂住先輩の指導であったため、とても難しい内容でしたがとても為になる基本となりました。
そして最後にはグループ筋トレが待ち受けていました。細身な私にとって筋トレは地獄中の地獄です。私の班のリーダーは松田先輩であったため、心のオアシスと申しあげましょうか、癒しの極みでありました。本当にあの笑顔には助けられました、ありがとうございました。また同じ班であった小倉先輩、古賀先輩、佐藤先輩、栃本にも終始救われっぱなしでした、ありがとうございました。

二日目は朝6時からのラン、金子先輩の足は衰えを知らないのでしょうか、、、朝早いのにも関わらずペースが変わりません。金子先輩主座のランは恐ろしすぎました。あまりにも恐ろしいとのことで以後朝6時からではなく6時30分からのラン、また金子先輩ではなく堤先輩が仕切る形となりました。正直に申し上げますと、嬉しかったです。(金子先輩、ごめんなさい)
そしてラン、基本、筋トレといういつも通りの流れでしたが、次の日起き上がろうとすると体中激痛が走りました。

三日目は我々一年にとって一番の山場、千本蹴りでありました。主座はおなじみ茂住先輩、死ぬこと間違いなし。
しかし千本蹴りの初めは移動形式の基本でありました。「なんだ、楽勝じゃね?」と誰もが思っていたはずです。しかし

茂住先輩「結手。これより千本蹴りを始めます。」
一年全員「礼!!! 直れ!!!」
ピーーーーーー!
茂住先輩「いいか、お前ら。俺も死ぬ気やるからお前らも死ぬ気でかかってこいよ!!!」
一年全員「はい!!」

ついに始まりました。一年唯一の経験者である私はとにかくみんなを引っ張ろうと思い、声が出なくなるまで出し続け下半身が言うこと聞かない状態になっても辛い顔は見せないように心掛けました。他の一年もみんな頑張って、山田・栃本・小幡(通称:カブトムシ)もみんな声帯を潰していました。長岡・柴田も気合でみんなを和ませてくれました。長岡がミスをしてヘロヘロになっていたとき、みんなで長岡の分のペナルティー腕立てをしてみんなでみんなを協力することができ、感じのいい千本蹴りで終えることが出来て個人的には感動しました。本当にみんなありがとう。茂住先輩、浦谷先輩も熱心なご指導ありがとうございました。

四日目は中日でした。温泉に行って体を癒して次の練習に備えました。

五、六日目はいつも通りのメニューでした。OBの先輩方がいらしてくださり、部員一同いつも以上に稽古に熱が入ったと思います。また夜には岡田先輩の講義があり、とても為になるお話を聞かさせていただきました。

そして最終日、お別れ乱捕りが始まりました。
お別れ乱捕りとはどのようなものか一年は理解していませんでした。私たち一年はとりあえず全力で幹部に挑みました。
しかし二、三年生の先輩方の戦いを見るとこれはどのようなものなのか、ようやく理解しました。本当にみなさん死ぬ気で、半分気を失いながら、脛を真っ青にしながら、過呼吸になっても戦い続けようとする姿勢に一年全員は何かを感じたはずです。個人的には神本先輩と茂住先輩の戦いに感銘を受けました。終わった後の抱擁にはつい涙が出るほどでした。

今回の合宿では改めて学ぶことがたくさんありました。そのことを気付かせてくださった幹部の先輩方には感謝の気持ちでいっぱいです。次の練習からは森上新主将のもと1から鍛え直し、大会に挑みたいと思います。最後になりましたが、合宿のお越しくださった麻田先生とOBの先輩方、差し入れをくださったOBの先輩方、そしてすばらしい合宿を用意してくれた幹部の先輩方に対して感謝の意を述べさせていただきたいと思います。本当にありがとうございました。

以上で報告を終わります。失礼いたしました。

慶應義塾體育會少林寺拳法部
一年 鶴田真