2014年8月24日日曜日

2014年度 夏合宿 第7日目

失礼します。慶應義塾體育會少林寺拳法部一年の李遊です。夏合宿7日目について報告させていただきます。

練習最終日となる7日目ですが、ここまでくると筋肉痛も気にならず、気合で乗り切るモチベーションでした。

今年最後となるテニスコートでのランニングは、4年生の先輩方が車をわざわざコート内に入れて音楽をかけてくださいましたため、一際気合の入った練習となりました。先輩方の選曲センスは素晴らしく、私は音楽のリズムに乗るあまりトレーニングの辛さを忘れてしまう程でした。ランニング後は腕立て220回と円形スクワットで締めくくりました。長渕剛の曲に合わせて全員で行ったトレーニングはまさに青春と呼ぶにふさわしい光景でした。

本来ならば厳しかったはずの練習も、このようにして明朗快活に全うすることができたのは、偏に体力のある先輩方が我々後輩を叱咤激励してくれたおかげであります。大変感謝しております。ありがとうございました。

そして最後の最後である午後練が始まりました。アップのメニューは趣向を変えたのか普段行っているサイドジャンプではなく、ミットラッシュ突・蹴ともに百回ずつからのプライオメトリックストレーニングでした。この後に控える4年生の先輩方との運用法に向けて、私は普段以上の気迫を込めてミットに打ち込みました。そして待ちに待ったお別れ運用法会が訪れました。私の相手は主将の神本先輩でありました。主将であり、なおかつ運用法において受賞履歴もある神本先輩の繰り出す突き蹴りは本当に素早く、重たいものでした。それゆえ私は何度も吹き飛ばされてしまいましたが、めげずに突きを打ち続けました。続いて行われた運用法も魂のこもったものとなり、お別れ運用法は幕を閉じました。それからようやく最後のメニューである基本が行われ、これまで部を引っ張ってくださった4年生の先輩方が一人ずつ前に出て号令をかけられました。これまでの夏合宿の思い出が蘇ったり、また4年生の先輩方が先頭に立つ最後の練習ということもあって、夏合宿最後の練習は非常に感動的な雰囲気に包まれました。

この日の夜は、OBの先輩方が贈ってくださったお肉を使ってBBQをやりました。毎年たくさんのお肉を贈ってくださり感謝しております。部員一同大変おいしくいただきました。その後は次期幹部発表式が開かれ、一足早い幹部のバトンタッチが行われました。新幹部発表の後は部員同士で歓談をするなどして夜を明かしました。私は神本先輩と運用法を行った者同士で、部活の今後について語らいました。一人ひとりの口から吐出される全日本制覇の熱い思いは私の心を強く打ちました。しかし私はこの場で語りあった夢を、夢のまま終わらせるのではなく、現実にしなければならないのだと思いました。

とりあえず、夏合宿で培った精神力、体力、モチベーションは次に待ち受ける新人大会に注ぎ込む所存であります。

以上で7日目の報告を終了させていただきます。失礼しました。

2014年8月21日木曜日

2014年度 夏合宿 第6日目


失礼します。慶應義塾體育會少林寺拳法部一年品川絵里です。
夏合宿6日目について報告させていただきます。

6日目となり、明日がラストの練習というやっとゴールが見えてくる状態で練習に励みました。

午前の練習はアップから始まりました。アップのサイドジャンプは、6日目となると足に大分疲労がたまっており、相当つらいものでした。それを象徴するかのように、何かしら毎日寝言を言っているらしい私はこの日、「足が痛いよお」とずっと言っていたそうです。ちなみに言うと、初日は「明日乗り切れるかなあ」と言っていたと同期の荻田から聞きました。(来年は静かに寝ます。申し訳ございませんでした)

アップの後はテニスコートでのラントレです。道場からテニスコートまで、約2km程でしょうか(全くの感覚でございますが)そこを走りきることから練習が始まります。長距離走の苦手な自分としては、なかなか厳しいメニューです。しかし、そこで心が折れてはいけません。次に待ち受けているのがダッシュ、往復ダッシュ、シャトルランなどなど、なんともエグいメニューの数々でございます。その中で最も過酷であったのが、往復ダッシュを全員15秒以内にゴールすることを8回成功させるまで永遠とやり直しをくらうというものです。男女の体力差というのも鑑みず、同じ秒数でゴールしなければならないというのは女子部員にとっては中々厳しいものがありました。しかし、少林寺拳法部では男女は関係ありません。速く走ることのできる先輩方、同期に励まされながらなんとか走り切り、着々と8回まで近づけていきました。特に走りながら背中を押して下さった先輩方には本当に感謝しております。自分一人の力では時間内にゴールは到底できませんでした。ありがとうございました。最終的に8回成功させた際には、全員の力でやり遂げたという達成感でいっぱいでありました。

午後の練習はふたたびアップから始まりました。その後に胴ラッシュと続き、神本主将による運用法の練習にうつりました。この競技を始めたばかりの自分にとってはまだまだ運用法は馴染みが薄いですが、神本主将による練習は大変ためになり運用法においてもぜひ上手くなっていきたいと思いました。夏合宿のメニューに運用法の練習の場を用意して下さった4年生の先輩方には大変感謝しております。

そして、最後に待ち受けていたのはグループ筋トレです。それぞれのチームに別れて筋トレを行っていきました。腕立て伏せから腹筋まで様々な筋肉を鍛えていきました。担当して下さった越川先輩が全員にハーゲンダッツをおごって下さると約束して下さり、女子部員一同苦しみながら頑張りました。越川先輩ありがとうございました。

夜には岡田先輩、長坂先輩、上西先輩、西藤先輩からお話を聞かせて頂きました。慶應義塾少林寺拳法部の長い歴史を肌で感じ、この部は現役のものだけなのではなく、伝統を守っていかなければならないと強く感じました。そのためにも文武両道を常に心掛け、慶應生として勉学に力を入れながらも、厳しい練習にも耐え抜いていく必要があると思いました。長い歴史の一部分として恥じない部員に自分もなっていきたいです。お忙しい中いらして下さった岡田先輩、長坂先輩、上西先輩、西藤先輩には大変感謝しております。ありがとうございました。

以上を持ちまして夏合宿6日目の報告を終わらせていただきます。
失礼致しました。
慶應義塾體育會少林寺拳法部 一年 品川絵里

2014年8月20日水曜日

2014年度 夏合宿 第5日目

失礼します。慶應義塾體育會少林寺拳法部1年の奥村です。
夏合宿5日目について報告させていただきます。

前日の4日目はオフで練習がなかったため体を休めることはできましたが、筋肉痛は一切とれていませんでした。 むしろ悪化していたように思います。
午前練習はいつも通りアップという名のトレーニングから始まり、テニスコートにおいてダッシュを繰り返しました。前日何もなく楽な一日を送った分余計に辛く感じたのを覚えています。

午後は私達一年の見習いと二年の三級の先輩方は昇級試験を受け、それ以外の部員は坂道ダッシュを行いました。昇級試験の前に行ったミットラッシュでエグっていた私は、若干意識が朦朧とした状態で昇級試験を受けました。しかし、私も含め一年は皆大きなミスはせず、無事六級に昇級することができました。

昇級試験の後は麻田先生にご指導していただきながら、正しい構えを意識しながらの移動練習を行いました。麻田先生の「最初の構えだけである程度の良し悪しは分かる」というお話はとても説得力があり、自分もこれまで以上に構えを意識しながら練習に励んでいこうと思いました。


この日をもって私達大学始めの一年は六級に昇級し、ようやくスタートラインに立てたなと感じました。まだまだ先は長いですが、焦らず目の前のことを一つ一つ丁寧にこなしながら黒帯を目指し精進して参りたいと思いました。

以上で夏合宿五日目の報告を終わります。
失礼しました。

慶應義塾體育會少林寺拳法部一年奥村 哲平

2014年度 夏合宿 第4日目

失礼します。慶應義塾體育會少林寺拳法部1年の中村です。

夏合宿4日目について報告致します。

4日目は合宿中日であり、千本蹴りを終えた我々1年生は大変楽しみにしておりました。疲れもありましたが、合宿のことは一旦忘れ、既に山中湖を数回訪れている旅人・金野を先頭に同期全員で山中湖周辺の散策に向かいました。

とは言うものの生憎の雨模様。若干テンションが下がりましたが、絶対にスワンボートに乗るんだ、という強い思いに駆られ歩みを進めました。



個人的にはボートに乗って疲れを癒したかったのですが、高い波に大きく揺られ、それどころではございませんでした。

次は昼食を食べるため、さらに歩みを進めました。せっかくの機会ですので、山梨らしくほうとうでも頂こうかと思いましたが、流石に皆歩き疲れ、どこにでもありそうなお店での昼食となりました。

その後は、KABAという水陸両用車で山中湖を巡るツアーに行こうとしましたが、金銭的にも体力的にも限界にきてましたので石割の湯に向かいました。KABAは来年の楽しみにとっておきます。

石割の湯では、露天風呂にゆっくりと浸かり、疲弊した筋肉をほぐしました。
風呂を出た後は、ご当地スイーツ信玄ソフトを頂きました。



ソフトクリームと信玄餅の絶妙なコラボレーション、皆様も思わず舌鼓を打つことでしょう。

雨が強くなっていたので、暫く雨宿り。白帯達は昇級試験を明日に控えてましたので、科目表を開き技の確認に付き合いました。昇級試験の結果はまた次の報告で。

夏合宿も折り返し、しっかりと英気を養いました。

以上で報告を終わります。失礼しました。

慶應義塾體育會少林寺拳法部1年 中村

2014年8月19日火曜日

2014年度 夏合宿 第3日目

失礼します。
慶應義塾體育會少林寺拳法部一年の下萩 千耀です。

夏合宿三日目について報告させて頂きます。

この日も午前中は、サイドジャンプ、馬跳び、バービーといったアップから始まり、その後は、テニスコートでのラントレでした。体のあちこちが筋肉痛で体が重いなか、先輩方の気合いや気配りに、何度も助けられました。

午後は、一年生は恒例の千本蹴り、二、三年生が山中湖ランでした。アップを終えた後、二、三年生が山中湖ランに向かい、道場に残されたのは一年生だけとなり、非常に心細く感じたことを覚えています。
神本先輩、三宅先輩の指導のもとで、ついに千本蹴りが始まりました。
以前から、先輩方から千本蹴りの恐ろしさは聞いていたので、始まる前は緊張で体が強ばっていました。しかし、始まってみると、緊張などしている暇もありませんでした。神本先輩と三宅先輩の目が光る中、とにかく全力で突き、蹴り、声を出しました。先輩の笛が鳴る度に腕立て、拳立てをさせられ、個人的には千本蹴り自体よりも、この筋トレが本当に辛かったです。お腹を上げようにも上げられなくなった時に、同期が帯を引っ張って体を持ち上げてくれました。一人じゃできない練習ってこういうことなのか、と感動しました。同期の皆には何度も助けてもらい、感謝してもしきれません。

椅子を前に置いた蹴りの練習は、椅子を倒したら一からやり直しという厳しいものでした。それでも椅子を倒してしまった同期を責める者は一人もいませんでした。「ドンマイ!」「あるある!」と励ましあって、メニューをこなした後の気分は最高でした。

一年全員が気合いを言うチャンスを与えられて、それぞれが熱い思いをぶつけました。

開始直後は鬼のように感じた四年生でしたが、練習が進むにつれて、四年生の愛情が伝わってきて、何がなんだか分からず涙が出てきました。

窓から、山中湖ランに行っていた四年生のレンタカー「ノア」が帰ってくるのが見え、そろそろ終わりが近づいていることが分かってからが、さらに長く感じられました。

最後に、一年生全員が目を絶対に開けるなと言われて正座し、静かになった後、「これで千本蹴りを終了します。」という神本先輩の号令で、ああ、乗り切ったんだ、と飛び上がって皆で喜びました。
山中湖ランを終えて帰ってきた二、三年生も、「よく頑張ったな」と褒めて下さり、本当に嬉しかったです。
四年生がご褒美に美味しいお茶、ジュースを用意して下さり、私たちは汗と涙でぐちゃぐちゃになったまま、達成感を味わいました。

この千本蹴りを通じて、四年生の部活に対する熱い思いを感じ、自分たちが引き継いでいくんだという気持ちになりました。また、励まして下さる二、三年生の優しさ、正面からぶつかってくれる同期のありがたさを、身にしみて感じました。

次の日は、中日でオフだということで、本当は夜更かしをしてみたかったのですが、いつの間にか寝てしまっていたのだけが少し残念でした。

以上で夏合宿三日目の報告を終わります。
失礼しました。

慶應義塾體育會少林寺拳法部一年下萩 千耀

2014年度 夏合宿 第2日目

失礼します。

慶應義塾體育會少林寺拳法部1年の荻田桐子です。夏合宿第2日目の報告をさせていただきます。

この日は1日目とは違い午前から練習が始まりました。まずアップは恒例のサイドジャンプ、馬跳び、バービー、腕立て伏せのセットが何度も繰り返され、やり直しも途中で幾度となくあったため、普段では考えられない数のメニューをアップの時点でこなしていきました。2人組で行うアップでは全力で取り組む先輩方や同期と励まし合いなんとか乗り切りました。

アップが終わるとすぐに宿舎から少し離れたテニスコートに移動し、ランメニューが始まりました。アップで足腰を酷使したなかのランはいつもよりも足取りが遅くなってしまいました。少しでも声が小さかったり、走りが遅いと、もちろん男女関係なくやり直しや拳立てが待ち構えています。やはり砂の地面での拳立ては相当きついもので、すでに手の皮がむけている人もいました。私が特に印象に残っているこの日のメニューは往復ダッシュです。ダッシュの本数が果てしなく、本当に終わりが来るのか、という気持ちで走っていたことを覚えています。辛い時間ばかりのように思えますが、先輩方や同期のユーモアあふれる気合い、テニスコートから見える富士山のお陰でなんとかお互いを鼓舞し午前の練習を乗り越えました。


走りに走ってもまだまだ1日の練習は終わりません。午後からは道場での練習が待っています。午後の練習も再びアップから始まりすでに体力の限界を感じてしまいました。真夏は道衣を着るだけでも暑いにも関わらず、室内でひたすら基礎練や筋トレでした。基礎練では、とにかく腰を下げることに重点が置かれ太ももがはち切れそうでした。筋トレでは普段なかなかやらないようなメニューが課され、自分の身体が鍛えられている感じがしました。筋トレは全員で輪になって行うため、いつもに増して部の一体感を実感できました。またこの日は演武練習の時間が設けられ、その際に合宿にお越し頂いたOBの恵飛須先輩、中川先輩が演武披露してくださり、とても貴重な経験となりました。

大変お忙しい中お越し頂いたOBの方々に厚く感謝申し上げます。

午前と午後の二部練をやり切った達成感はやはり、1日目とは全く違うものでした。この日の夜は宿舎の近くにある「JOY PATIO」というお店で先輩にジェラートをごちそうになり、3日目の千本蹴りという1年生にとって最大の山場イベントへの覚悟が決まりました。

以上で夏合宿第2日目の報告を終わります。
失礼しました。
慶應義塾體育會少林寺拳法部1年 荻田桐子

2014年8月14日木曜日

2014年度 夏合宿 第1日目

失礼します。慶應義塾體育會少林寺拳法部1年の金野です。

8月11日から18日にかけて山中湖にて行われている夏合宿について、報告させて頂きます。

第1日目は、朝8時15分に記念館前に集合し、皆で協力して前日道場に纏めていた荷物を記念館前まで持って来ました。
バスの運転手さんが日吉記念館と藤山記念館を間違え、5分程遅れて到着したバスに荷物を詰め込み、出発しました。
車好きの私と致しましては、4年生の先輩方がレンタルされていた新型トヨタ・ノアが気になったのを覚えております。

渋滞にはまりながら4時間程かけて山中湖至誠荘に到着すると、早速午後の練習が始まりました。
練習の頭に、合宿を通してランや筋トレを共にするチームが神本先輩から発表され、予め知らされてはいましたが、その笑いを堪えることが至難の技であるチーム名に漏れる部員達の声に、早速拳立てをちらつかされ、緊張が走るのでありました。

そしていよいよアップが始まりました。
予想はしておりましたが、常軌を逸した回数のサイドジャンプとそのやり直しにえぐり倒され、早々に汗だくになりました。
また、応援や声出しを必死にしないとすぐに招集がかかって拳立てが始まり、あの異質な空間が形成されて行くのでした。

その後は、この日に帰京し渡米される4年生の佐藤大悟先輩のお別れ基本となりました。
佐藤先輩に教えて頂く最後の指導ということで、その丁寧懇切な説明に耳を傾け、一同噛み締めるように拳を繰り出すのでした。
佐藤先輩の指導後には、神本先輩の指導の元蹴りの基本が行われ、再び拳立てのラッシュが始まるのでした。

次は、ビニール紐を幹部の先輩方が道場一面に張り巡らせ、腰を下げ頭を当てぬように不可抗力を与えながら、厳しい移動稽古が行われました。
頭を当てない為に通常よりも低く腰を下げる必要があり、非常に厳しい練習となり、ビニール紐に頭を当てた者が居た場合には、容赦無くやり直しがかかるのでした。

グループ筋トレを終えた後には、佐藤先輩による運用法の練習が行われました。
1年生である自分は参加せずに、裏方に徹しておりましたが、手加減をすること無く全力で挑んで行く2、3年生の先輩と、それを全身で受け止め答える佐藤先輩の姿は、胸が熱くなると共に、自分も合宿の終盤に控えるそれに向け気が引き締められるのでありました。

以上で第1日目の報告を終わります。
初日のアップから大変な思いをし、この合宿の怖さを実感致しました。
残りの日々も一生懸命に出し切り、合宿を終えた時には一皮剥けた自分になっていられる様に頑張ります。
失礼しました。