2014年8月19日火曜日

2014年度 夏合宿 第3日目

失礼します。
慶應義塾體育會少林寺拳法部一年の下萩 千耀です。

夏合宿三日目について報告させて頂きます。

この日も午前中は、サイドジャンプ、馬跳び、バービーといったアップから始まり、その後は、テニスコートでのラントレでした。体のあちこちが筋肉痛で体が重いなか、先輩方の気合いや気配りに、何度も助けられました。

午後は、一年生は恒例の千本蹴り、二、三年生が山中湖ランでした。アップを終えた後、二、三年生が山中湖ランに向かい、道場に残されたのは一年生だけとなり、非常に心細く感じたことを覚えています。
神本先輩、三宅先輩の指導のもとで、ついに千本蹴りが始まりました。
以前から、先輩方から千本蹴りの恐ろしさは聞いていたので、始まる前は緊張で体が強ばっていました。しかし、始まってみると、緊張などしている暇もありませんでした。神本先輩と三宅先輩の目が光る中、とにかく全力で突き、蹴り、声を出しました。先輩の笛が鳴る度に腕立て、拳立てをさせられ、個人的には千本蹴り自体よりも、この筋トレが本当に辛かったです。お腹を上げようにも上げられなくなった時に、同期が帯を引っ張って体を持ち上げてくれました。一人じゃできない練習ってこういうことなのか、と感動しました。同期の皆には何度も助けてもらい、感謝してもしきれません。

椅子を前に置いた蹴りの練習は、椅子を倒したら一からやり直しという厳しいものでした。それでも椅子を倒してしまった同期を責める者は一人もいませんでした。「ドンマイ!」「あるある!」と励ましあって、メニューをこなした後の気分は最高でした。

一年全員が気合いを言うチャンスを与えられて、それぞれが熱い思いをぶつけました。

開始直後は鬼のように感じた四年生でしたが、練習が進むにつれて、四年生の愛情が伝わってきて、何がなんだか分からず涙が出てきました。

窓から、山中湖ランに行っていた四年生のレンタカー「ノア」が帰ってくるのが見え、そろそろ終わりが近づいていることが分かってからが、さらに長く感じられました。

最後に、一年生全員が目を絶対に開けるなと言われて正座し、静かになった後、「これで千本蹴りを終了します。」という神本先輩の号令で、ああ、乗り切ったんだ、と飛び上がって皆で喜びました。
山中湖ランを終えて帰ってきた二、三年生も、「よく頑張ったな」と褒めて下さり、本当に嬉しかったです。
四年生がご褒美に美味しいお茶、ジュースを用意して下さり、私たちは汗と涙でぐちゃぐちゃになったまま、達成感を味わいました。

この千本蹴りを通じて、四年生の部活に対する熱い思いを感じ、自分たちが引き継いでいくんだという気持ちになりました。また、励まして下さる二、三年生の優しさ、正面からぶつかってくれる同期のありがたさを、身にしみて感じました。

次の日は、中日でオフだということで、本当は夜更かしをしてみたかったのですが、いつの間にか寝てしまっていたのだけが少し残念でした。

以上で夏合宿三日目の報告を終わります。
失礼しました。

慶應義塾體育會少林寺拳法部一年下萩 千耀

0 件のコメント: