2023年12月20日水曜日

第58回 少林寺拳法早慶定期戦

 失礼致します。


慶應義塾體育會少林寺拳法部主将の 佐藤生一です。


12月2日(土)に慶應義塾大学日吉キャンパス内 日吉記念館にて開催されました、第58回少林寺拳法早慶定期戦の結果についてご報告致します。


本年度より、新人戦・本戦に変わりまして、男子戦・女子戦となりました。

結果は以下の通りです。


 【女子戦】


慶應   ―   早稲田


先鋒   欠場   ―   秋山  


次鋒   湊   0  ― 2  今村


中堅   多家  1 ― 1  三森


副将   田川  1 ― 1  遠藤


大将   庄司  1 ― 0  関

 


【男子戦】


慶應   ―   早稲田


先鋒   小杉  1 ― 1  福島


次鋒   田邊  4 ― 2  高橋


中堅   林   0 ― 2  江川


副将   山崎  0 ― 0  小川


大将   佐藤  2 ― 3  宇田

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以上の結果をもちまして、本年度は女子の部、男子の部ともに早稲田の勝利となりました。

以下、試合を振り返らせて頂きます。




・女子戦


先鋒の市山は左手骨折の為に欠場となりました。市山は、1年生女子1人で1年間よく頑張ってくれました。彼女の強い芯を持って真面目に練習と向き合う姿は、私も感銘を受けました。来年以降の活躍が楽しみです。


次鋒の湊は、惜しくも敗れてしまいましたが、相手をしっかりと研究し、練習しておりました。フットワークをうまく使って、相手を翻弄しておりました。本当によく頑張ってくれたと思います。


中堅の多家は、負けたら終わりの厳しい順番だったと思います。

最初に一本取られましたが、後半戦にしっかりと自分のペースに持ち込んで一本取り、引き分けとしました。なんとか次に繋げてくれた彼女の強さを感じました。


副将の田川は、主務として共に1年間部を率いてくれました。早慶戦運営の責任者でもあり、試合どころではなかったでしょう。前半戦から終始相手をコーナーに追い込み、優位な試合運びをしてくれました。しかし、後半戦で相手に一本取られましたが、最後に取り返し引き分けとなりました。


大将の庄司は、チームの負けは確定しておりましたが、大将が勝つことが大事であると、全力で挑んでくれました。相手の選手とは昨年も対戦しており引き分けでした。

庄司は、持ち前のフットワークを活かして連攻撃を中心に果敢に攻めました。瞬く間に一本を先取し、その一本を守り切り勝利致しました。

結果としては負けてしまいましたが、人数が少ない中、皆ベストを尽くしてくれたと思います。



・男子戦


先鋒の小杉は、身長体重共に小杉を上回る相手に果敢に挑んでおりました。予想とは違い、前半戦は苦戦しておりましたが、後半戦に回し蹴りで技ありを先取しました。そこで勝負ありかと思いましたが、残り1秒で相手に技有りを奪われ引き分けとなりました。来年は快勝してくれることを願っております。


次鋒の田邊は、終始相手を圧倒しておりました。次期立合のエースとして、その実力を遺憾無く発揮してくれました。彼は、夏合宿などでも1番部を盛り上げたりと1年間チームの中心的な部員でした。本当に1年間部を盛り上げてくれたと思います。来年も、部の中心的な存在として、頑張って欲しいと思います。



中堅の林は、どこまでも熱い漢です。彼の熱さ、勝利に対する執着、練習態度、全てにおいて私は彼を信頼しておりました。

結果としては負けてしまいましたが、よく頑張ってくれました。


副将の山崎は、終始読み合う展開となりました。

もう少し攻めた方が良いという意見も多くありましたが、彼なりに色々考えていたと思います。


大将は私、佐藤でした。

早稲田の大将の宇田とは、共に主将であり、最寄駅が一緒の親友です。関東大会、世界大会と対戦し、3回目の対戦となりました。

試合は、両者が取り合う展開のある試合だったと思います。悔しいですが、最後は審議の後、技有りを奪われてしまい、負けてしまいました。

とても悔しい思いをしました。しかし、今まで共にライバルとして競い合ってきた相手に負けたことに後悔はありません。私の尊敬する先生が紹介して下さった言葉にこのような言葉があります。

「勝ちに不思議な勝ち有り、負けに不思議な負けなし」

この言葉を噛み締めたいと思います。


65期主将の吉井は、誰よりも熱く周りを信頼できる男です。

彼が率いるチームが今年の雪辱をはらしてくれると信じております。

今後ともご声援の程宜しくお願い致します。



最後になりましたが、例年に引き続きお忙しい中審判を務めてくださった明治学院大学橘先生、上智大学金子先生、法政大学清水先生、日頃よりご指導頂いている篠永監督、渡辺先生を始めとする武道学園の先生方、当日お越しくださった烏谷部長、伊藤先輩を始めとする三田会の諸先輩方、應援指導部の皆様、そして早稲田大学少林寺拳法部関係者の皆様、全ての方々に心から御礼申し上げます。誠にありがとうございました。



以上で報告を終えさせて頂きます。

失礼致しました。



慶應義塾體育會少林寺拳法部 主将

佐藤生一

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