2016年5月28日土曜日

2016年度早慶合同練習会

失礼します。
慶應義塾體育會少林寺拳法部一年の五十嵐幸佑です。
5月22日日曜日に行われました早慶合同練習会についてご報告させていただきます。

何度、インフルエンザにかからないかと願ったことでしょうか。何度、道場が凄まじい強風により倒壊しないかと願ったことでしょうか。これらの願いは叶うことなく、無情にもその日の朝がきてしまいました。その上、道着やタイツなどをリュックに詰めらながら確認した天気予報は全国的に今年一番の気温を記録するという予報、まさに絶望でした。

いよいよ始まってしまった2016年度早慶合同練習会、最初のメニューはサイドジャンプ100往復、馬跳び30往復でした。昨年度の活動報告を拝見して、ある程度覚悟していたのですが、やはりサイドジャンプ100往復というのは厳しいものでした。

アップの後は今年一番の気温の中でのランメニューが始まりました。北海道出身の僕にとっては立っているだけでも頭がボッーとしてくるような暑さでした。
階段ダッシュやクロスカントリー、ロータリーでのインターバルラン、ラグジャンなどで僕の脚と肺、精神はボロボロでした。そんな中でも早慶の先輩達は走りながらであるのにもかかわらず僕達1年生に声をかけてくれたり背中を押してくれたりと励ましてくれました。先輩方の偉大さを改めて実感しました。また特に僕はロータリーでのインターバルラン中の慶應2年正田先輩の気勢に敬服いたしました。先輩方だけでなく、同期の慶應1年田崎の足の裏の皮が大きく剥けているのにもかかわらず午前中のランメニューを全てこなした根性と気合にも圧倒されました。自分の弱さを実感すると共に、自分も負けられないと触発されました。午前中のランメニューはとても過酷なものでしたが、終わったときの脚の重さは不思議と気持ちの良いものでした。

昼休憩が終わり、始まってしまった早慶合同練習会午後の部。アップは普段の練習でも行っている手押車系のメニューでした。先輩方からお伺いしていた話から、午前同様アップはサイドジャンプ100往復だろうと考えていた僕は、サイドジャンプを再び行う体力も気力もなかったので正直ホッとしました。アップ後はようやく「少林寺拳法」の練習が始まりました。その場での基本突き蹴り、移動での相対練習など普段練習を共にしていない早稲田の方々から得られるものは自分にとって大きいものでした。また僕は早稲田1年の居作と組ませて頂いたのですが、同じ1年生ということもあり、とても刺激になりました。「少林寺拳法」は終わり、次はミットラッシュでした。僕は早稲田3年の堂脇先輩と組ませて頂きました。このとき僕の脚は正直つる寸前で、しっかり蹴り込むことはおろか、上げることだけで精一杯でした。しかし、堂脇先輩の蹴りは受けている自分がふらつく程威力がある上に、笑顔でミットラッシュを楽しんでいるお姿は今までの練習の疲労を感じさせないものでした。また脚も気力もボロボロであった自分を励ましてくださり、なんとか気力だけは持ち堪えて笑顔でミットラッシュを終えることができました。辛いときこそ笑う、これがいかに大切かを実感しました。このミットラッシュはこの日初めて楽しいと感じられたメニューでした。そして早慶合同練習会最後のメニュー、筋トレカーニバル。この練習もなんとか気力だけで乗り越えて、早慶合同練習会の全メニューが終了致しました。最後の合掌礼を終えて、ガラガラの声で「ナイスファイト」を言った瞬間の達成感は忘れられません。

練習会後の早慶懇親会では、僕は練習の疲労と一発芸への緊張からあまり早稲田の方々と交流をさせて頂くことができませんでした。しかし僕の一発芸の方では、会場がひとつとなる盛り上がり、特に早稲田4年の山本先輩には大変喜んで頂きました。僕も嬉しいです。

今回の早慶合同練習会やそれに向けた普段の練習を通して、少林寺拳法がかなり上達したということはありませんが、この辛い期間を乗り越えたという事実は自分の中で確かな自信となりました。体力面でも精神面でも共に成長することができたと感じます。また共に乗り越えた同期のみんなとは、他のサークル等では決してつくりえない絆を築けたと感じております。今回得たこの自信を糧に仲間と共にこれからの練習も乗り越えていきたいと思います。

最後になりますが、この度の練習会を主催して下さった4年生の先輩方、諦めそうなときにすかさずお声がけ下さった2、3年生の先輩方、そして参加して下さった早稲田大学少林寺拳法部の皆様に心より感謝申し上げます。

以上で活動報告を終わらせて頂きます。
失礼しました。


慶應義塾體育會少林寺拳法部一年   五十嵐幸佑



0 件のコメント: