2017年6月17日土曜日

2017年度早慶合同練習会

失礼します。
慶應義塾體育會少林寺拳法部一年の坂井康太郎です。
6月11日日曜日に行われました早慶合同練習会についてご報告させていただきます。

合同練習の一週間前ほどの天気予報では当日雨天の可能性がありました。私たち1〜3年生はどれほど恵の雨を願ったでしょうか。しかし、後輩を痛めつけることしか頭にない4年生の先輩の思いが上回り、私たちの切実な願いはついに叶うことはありませんでした。

午前中は我々の願いが天の神様に届かなかったため、野外でひたすらランニングトレーニングでした。と、その前にアップと称しサイドジャンプを合計150往復、馬跳びを50往復行いました。この時点でほとんどの人間がバテる寸前まで追い込まれます。しかし、4年生の鬼教官たちはそんなことは一切気にしないためすぐにランニングトレーニングに移行します。

まずば階段ダッシュ。重い足を引きずりながら理工階段へと進みます。体重が同じくらいの早慶生がペアになり階段を二人一組で駆け上がって行きます。僕は早稲田大学の三年生の先輩と組み、辛かったのですがそのたびに先輩にこえをかけて頂いてなんとか乗り切りました。普通に階段ダッシュをした後は、ペアの相手をおんぶして階段を登って行きます。階段を一段一段上がっていくたびに足が動かなくなって行きます。しかし、ここでも背中におぶっている先輩が全力で声を掛けて下さり乗り切ることができました。ほとんど休息はないまま次のメニューであるクロスカントリーに移ります。まずばコースを確認するため一周し、加えて男子はプラス三周女子は二周走りました。制限時間は男子一周6分、女子は9分でなかなか厳しいタイム設定でした。僕も全力を振るいましたがタイム内にゴールすることはできませんでした。そしてこのクロカンの後のインターバル走が個人的には一番キツかったです。ローターリーを一周1分で走ることを課されます。それが終わるのは4年生の気分次第で、僕は果てしなく感じながら走り続けました。タイムを切れないと休息がないまま永遠に走り続けることになります。三周目くらいまでは5秒くらいの休憩を取れましたが、それ以降はもはやついていくのに精一杯で休息は取れず永遠に走り続けました。もはや限界というところまできて三年生にだけあと三周が課され、それに加えて有志で走れる人が加わりました。自分は限界でその三周を全て走ることができませんでした。今思うと、走り切りたかったという後悔が少し残っています。そしてランメニュー最後はレンガダッシュです。これはもはや体力は限界を越えていたため、大声を出しながら気合で乗り越えるしかありませんでした。1〜3年生が一丸となって大声を掛け合いながら乗り切りました。午前中のランメニューはこれにて終了です。僕はもう立つこともやっとでしたが、午前の部終了を4年生の先輩が告げた時には疲れが少し吹っ飛び、一緒に走りあった先輩同輩と熱い握手を交わし合いました。

永遠に昼休みが続けばいいと願いましたが時が経つのは早いもので、つかの間の至福のときは過ぎ去り早慶合同練習会午後の部が開始しました。なぜ体がすでに温まり過ぎているのにアップをするのでしょう。新たに違った形のサイドジャンプ、馬跳びも加わりアップと称した地獄が再度あらわれました。これをなんとか終わらせ、やっと少林寺拳法の練習が始まりました。しかし、正直ここで教わった少林寺拳法は多大な疲労が蓄積していたためにほとんど頭に入ってきませんでした。教えて下さった早稲田大学主将の堂脇先輩、本当に申し訳ございません。一瞬の少林寺拳法講座は終わりを告げミットラッシュに移ります。もう僕の足は上がりまん。しかしミットがあればそれを蹴り、殴るのが少林寺拳法士であります。力を振り絞ってミットラッシュを行いましたが、僕は途中で足をつってしまい少し離脱をしてしまいました。ここでも心残りがあるまま終わってしまいまた。そして待ちに待った最後のメニューは筋力トレーニング。ジェット・リーを目指す金野先輩が自ら考え抜いた強烈なトレーニングが始まりました
。もはやここは体ではなく心の問題です。体はとっくに限界を越えているため、いかに気持ちを強く持てるかが勝負でした。しっかりとしたフォームでできたかは疑問ですが、全員で声を上げて乗り越えました。最後に早慶全員で手を繋いで大きな輪を作りラグジャンを行い早慶合同練習会の全メニューが終了しました。早慶合同練習終了と告げられた時には鳥肌がたつほど嬉しく今までにない達成感を味わいました。そばにいた先輩同輩構わず熱く抱擁しました。

合同練習会終了後は早慶懇親会がありました。自分たち一年生と飯島先輩、森上先輩は毎年の恒例行事である一発芸を披露しました。緊張しましたが、終わってしまえば楽しいひと時でした。早稲田大学の一年生とも仲良くなることができ満足しました。

今回の早慶合同練習会では少林寺拳法をほとんどやっていません。しかし少林寺拳法を今後続けていく上で必要になる土台作りはできたのではないかと感じています。体は限界でも、仲間と励まし合って心を強く持てば一人ではできないことも可能になるのではないでしょうか。もちろん言葉では言い表せないほど辛かったのですが、大事なことを自分に教えてくれた良い機会でもありました。

最後になりますが、この度の練習会を主催して自分たちを限界まで追い込んで下さった4年生の先輩方、諦めそうなときに何度も励まして下さった2、3年生の先輩方、そして一緒に参加して下さった早稲田大学少林寺拳法部の皆様に心より感謝申し上げます。

以上で活動報告を終わらせて頂きます。
失礼しました。


慶應義塾體育會少林寺拳法部一年   坂井康太郎

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