2017年9月4日月曜日

2017年度 夏合宿 4日目

失礼します。慶應義塾體育會少林寺拳法部一年の佐藤ひかりです。

夏合宿四日目の活動についてご報告させて頂きます。

前日の午後半休は一瞬のうちに過ぎ去り、朝5時半にセットしたアラームが合宿後半戦の始まりを告げました。

朝のランニングはまずアップと称してクロスカントリーのコースを1周しました。合宿前半が2周以上でしたので、幹部の4年生の先輩方は私達の疲労具合をきちんとご考慮頂いているのだと思いました。
次に、陸上トラックの直線を全力ダッシュし、カーブはジョギングをするインターバル走を男子は全力ダッシュ16(8)、女子は10(5)行いました。男子の最後尾に何とか付いていこうと、同期の楠田と励まし合いながら走りました。

午前中の練習前に鎮魂行を行いました。この鎮魂行を最後まで滞りなく行うことが出来たらアップが半分になるというものでした。主座の先輩が手書きで作られた巻物が登場し、中拳士の先輩方が率先して場を盛り上げて下さいましたが、同訓の途中で終了しアップが開始されました。アップはサイドジャンプ100回から始まりました。前日1年は千本蹴り、23年生の先輩方はクロスカントリーを乗り越えた脚には些か辛い回数と思われましたが皆で応援しながら何とか飛び終えました。これでジャンプは終わりと思いきや、そうは行きません。我部のレンジャー隊長こと李先輩の好きなキャラクターにちなんで、マリオジャンプと昇龍拳ジャンプを行いました。もちろん前者は飛ぶ際はマリオになり切って「プーン」という掛け声と共に手足をマリオのポーズにして行いました。途中何度か4年生の先輩方扮するクリボーのダメージにより、やり直しになりました。後者は「昇龍拳!」と言いながら右手を高く上げ、1回転ジャンプをするものでありました。こちらも何度かやり直しになりましたが、23年生の先輩方が率先して場を盛り上げて下さり最後は昇龍拳に加え「波動砲!」という声も聞こえて来ました。
アップを終え午前は運用法中心の練習を行いました。まず、足の使い方の基本として踵を付けないという事を徹底したメニューを行いました。演武でも運用法でも前足底の使い方が非常に重要なのだと改めて気付かされました。それから、胴やサポーターを付け同じメニューをレベル別に分かれて行いました。4年生の先輩方が毎回丁寧に自分の理解度や定着度に合わせて的確にアドバイスをして下さり大変参考になりました。感謝申し上げます。最後に双方攻守を3セット程行い午前の練習は終了しました。

午後のアップは「逆立ち」がテーマだったように感じました。倒立前転や逆立ち歩き等をした後に、全員壁の前に立つように指示されました。そこで課されたメニューは逆立ちをして、1分間で5人脱落者が出たら罰ゲームというものでした。結果は脱落者を5人未満で我々13年の勝利でした。
午後の練習は基本の突き蹴りを中心に行いました。どのメニューも最低50本という回数設定にやり直しが何度も課されます。上中回し蹴りが100本にやり直しがかかった時には、おそらく私の足はほぼ上がっていなかったのではないかと思います。しかし、23年生の先輩方は私達白帯を応援しながら、全く気合いも姿勢も乱れず突き蹴りをしており、そのお姿に本当に尊敬、いやそれ以上のものを感じました。
その後、3年生の先輩方はランニングに行かれ、12年生は新人大会に向けて演武練習を行いました。午前の運用法の練習同様、各々のペアに4年生の先輩方が基本の構えの形から間合いのとり方まで丁寧にご指導下さりました。演舞練習の最後は1本通しを行いました。普段の練習とは違い、合宿では4年生の先輩方のご指摘があるとやり直しがかかります。私も最初の下受けの気合いが足りずやり直しになってしまいましたが、それだけ演武において最初の気合いが大切なのだと合宿を終えた今でも痛感しております。正直、演武自体は到底至らぬ点ばかりであったと思います。しかし、自分に出来るのは気合いを大きく出す事だと思い、とにかく大きな声を出した記憶しかございません。

演武練習の後はトレーニングを行いました。このトレーニングが終われば4日目が終わると自分に言い聞かせました。まずはスポーツタオルを両手で持ち、寝そべって回転しながら進むメニューを行いました。一見簡単そうに見えますが、体育館の端から端まで回ると当然の事ながら目が回ります。その後、様々なメニューで体育館を何往復もし、最後に筋トレを行いました。見た目は地味ですが、辛いことで有名な首を上下左右に動かすメニューからでした。しかも、その日は肩甲骨の下にミットを置くというスペシャルバージョンでありました。途中から息をするのも辛くなりましたが、4年生の先輩が隣にいらしてカメラを向けて下さいましたので、苦しそうな顔ではいけないと思い必死に笑顔を作りました。またミットを背中の上にのせスパイダーマンのように手足を広げた状態をキープするメニュー等も行いました。3年生の先輩の中には3つもミットを背中に乗せられている方もいらっしゃいましたが、誰ひとりとして辛そうな顔をせずに回りを鼓舞していらっしゃいました。こうして約1時間のトレーニングでわずかに残った体力を使い切り、その日の練習は終了しました。

4年生の先輩方のユーモアの詰まったメニュー、先輩方や同期の気合での盛り上げ、そして皆で大きな声を出し応援し合うことで初めて乗り越えられるこれが合宿の醍醐味なのかなと感じた1日でありました。
夕食では、OBOGの先輩方からいただいたお肉で最終日のエネルギーを蓄えました。毎年、沢山の差し入れ誠にありがとうございます。また、お忙しい中いらしてくださいましたOBの先輩方に重ねて感謝申し上げます。ありがとうございました。

以上で夏合宿四日目の報告を終わります。
失礼しました。

慶應義塾體育會少林寺拳法部一年 佐藤ひかり

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